3年生
とうとう最終学年になりました。これまでの2年間はあっという間で、楽しくて充実した学生生活を送っていたせいなのか、イギリスでの生活が3年目に入ったとは思えません。
3年生はこれまでの学年と違って、新学期早々大忙しです。なぜなら、2学期に書く卒業論文の前準備として、3つの論文を今学期中に仕上げなければいけないからです。論文準備の授業は、これまでの授業とは違い、すべて13人ほどの少人数のセミナーです。他の学生が書いた論文の下書きについて事前に読んでおき、この場でディスカッションをします。
1年生の頃は、セミナーでのディスカッションに全くついていけなかった私ですが、今では他の学生の論文について意見を述べたり、自分の論文に対する質問に的確に答えたり、と自分の成長ぶりを自覚でき、徐々に自信がついてきました。この授業が始まって4週間経った今でも授業の前には緊張したりもしますが、これを乗り越えればもっと自分に自信が持てるようになれると思います。
今年1年は、3年間の大学生活のラストスパートとして、楽しみながら頑張りたいと思います。
Japanese Lesson
今、スウォンジー大学の日本人で運営しているInternational Japanese Society の活動の一環として、日本語のレッスンを週に1度開いています。
この日本人会を発足して1年が過ぎ、今年も新しいメンバーが沢山入りました。今年は、ヨーロピアンの学生が多く、イギリス人のメンバーも増えて、アジア系のメンバーが多かった去年とは違った会になりそうです。そして驚いたことに、思っていたより多くの学生が日本語をしゃべることができるようです。日本語への関心が高く、約25人の学生がこの日本語クラスに参加しています。
さらには、知り合いの大学スタッフから、この日本語レッスンの情報を大学のウェブサイトに公式に掲載することと、学生だけではなく大学のスタッフにもこのレッスンを開くことを頼まれました。今は、スタッフが1人参加しています。
この経験を通して、母国語である日本語を教えることは思っていたよりも難しいことに気付きました。普段無意識に使っている日本語について何か質問されると、なかなか正しい答えが簡単に出てきません。日本語を母国語としない学生からの質問に、改めて日本語の難しさに気付かされます。
今年の日本語レッスンは去年よりも本格的になり、教材を使用したり、スピーキングだけではなくリーディングとライティングも教えたりしています。私は主にリーディング/ライティングを教えています。レッスンは主に英語で行いますし、毎週のレッスンのために準備をしなければいけないなど、大変な面も多いですが、私はとてもやりがいを感じています。何も考えずに話していた日本語の新しい側面も見れて、このレッスンは私にとって日本語の勉強になり、さらに、多くの学生の前でわかりやすく英語をしゃべるという意味で、英語の勉強にもなっていると思います。
Welsh Accent
イギリスに来て2年も経つと、現地の人が話している英語を聞いて、その人がUKのどこから来たかなどが分かるようになってきました。私が住んでいるSwanseaがあるWalesは独特のWelsh訛りがありますが、Swanseaには南ウェールズの中でも特に強い訛りがあります。なので、初めてここに来た時には、Swansea訛りに四苦八苦したのを覚えています。
つい最近友達とその訛りについて話していて気付いたのですが、私の英語にもこのSwanseaもしくはWales訛りがうつっていました。英語で会話をしていると、私の英語の端々にこの訛りが現れます。私より長くこの街に住んでいる日本人の友達は、ほとんどSwansea訛りでしゃべっています。ウェールズ訛り恐るべしです。でも、この訛りは日本に帰った時の良いお土産にもなりそうです。
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