心理学の授業
こんにちは加藤です。12月下旬、すっかり寒くなり雪も降り始めました。雪国生まれの私でも寒さには慣れません。今日は珍しく天気がいいのですが、いつも本当に曇りばかりです。最近は朝起きるとマイナス2度だったりするので、道路も凍り転びそうになります。それでもちらほらと半袖、驚くべきことにタンクトップで悠々と外を歩いている人までいます。考えられません。
今日は私が専攻している心理学の授業について詳しく説明したいと思います。といってもまだ1年次なので心理学のほかにもヘルスケアや語学の授業を取っています。来年次はもっと心理学の授業をたくさんとることができます。
私が今取っている心理学の授業は2つあり、Introduction to Psychology と、Research method in Psychology です。前者はその名の通り心理学の基礎的なことを学びます。このコースはレクチャーとセミナーが週に2時間ずつあります。後者はResearch method、つまり心理学の実験をレポートにまとめる方法を学びます。この授業はまず統計学を用いた分析の仕方を勉強しました。使い慣れないExcelというソフトウェアを使って行う勉強なのでとても苦労しました。その後、どういった実験にはどういった分析の仕方が適当なのかを勉強し、それに基づきレポートを作ります。先週は初めてのレポートの提出日でした。このレポートが評価の対象になります。
イギリスの大学の評価方法
イギリスの大学では、教科にもよりますが、学期試験などのテスト形式で評価するのではなく、エッセイ(小論文)やレポート、プレゼンなどで評価することが主流だと思います。実際、両方の心理学のクラスでも、テストがありますが10%しか評定に加算されません。エッセイやプレゼンは30%から40%ほどを占めています、なのでここからもイギリスの大学がエッセイやプレゼンをどれほど重要視しているか知ることができると思います。
さて、私が作成したレポートというのは、学生12人に被験者になってもらい、白の背景とピンクの背景に印刷されている文章のそれぞれの読む速さを計り、その結果についてのレポートを2000語で作成する、というものでした。たくさんある分析方法からどれを選べばよいかなど、大変でしたがまずまずの出来なのではないかと思います。
実は18日から冬休みに入っていて、来月11日まで授業はありません。この休みを利用してエジプト・スイス・オランダなどへ旅行に行くので、次回お話したいと思います。それではまた来年、よいお年を。