英検基礎講座

第1回

英検2級 「Study Tips」

  皆さんにとって、英語を難しく感じる理由はなんですか?長年英語や資格試験対策、その他の教養科目を英語で教えてきましたが、学生の悩みは毎年同じなのです。「発音が難しい」、「文法がどうしても理解できない」、「ボキャブラリー力が足りない」、等など。

私が学生たちにまず言うことは、「ボキャブラリーを増やしなさい」です。世界の言語の中でも、英語は最も単語が多い言語の一つです。即ち、英語で一つの感情を表現したり、何かを描写するときには「同じ単語を2回使わない」といっても過言ではありません。 英語力=単語力であり、何パターンも単語や表現を自由に操ることができる人が「英語が上手な人」と認識される訳です。

単語ノートを作ろう
その英語のレベルをチェックするために英検があると思ってください。英検3級や準2級レベルの単語を、更に違う単語や表現で認識できるかどうか2級で確認するのです。ボキャブラリーとは「知っている単語の数」ではなく、「使える単語の数」であると私は常々思っています。同義語や反対語、知っている単語を駆使して、真のボキャブラリーアップを目指しましょう。

専用のノートをつけることをお勧めします。英検2級の単語リストや過去問題から知らない単語をリストアップしてみましょう。最低でもノートには日本語訳、同義語、英語での説明と使用例を自力で英作文してみることです。下記の例を参考にしてみて下さい。

例: famine →飢餓・飢饉 品詞→名詞
同義語→ hunger, starvation, malnutrition

現象として捉えることが多いため、他の災害などと一緒に覚える:drought, flood, earthquake, 他
例文:長い干ばつの末、たくさんの人々が餓死した。
Many people died from hunger. This is because there was no rain for a long time.
Because there was no food from the long drought, many people died of starvation.
Because of a harsh drought, hundreds (thousands, millions) of people died from famine.
Drought and famine caused the death of hundreds (thousands, millions).
Hundreds and thousands of death by famine was brought on by (a long) drought.

 

色々試してみてください。英作文の力と同時に長文読解力がつきますよ!Good luck!!!

英検基礎講座バックナンバー

今月の英検の先生
国際関係学科秋山先生


学科/国際関係学科

略歴/3歳で日本を離れ、高校卒業までカナダとアメリカで暮らす。このままでいくと日本に帰る機会がないと思い、日本の大学に進学。卒業後、通訳、翻訳業を経験。

通訳の仕事を通して各国の人と知り合ったことで、世界の文化の違いの面白さを痛感。また、英語教育の必要性も感じ、日本外国語専門学校で教鞭を取る。

英語を通して世界の文化や歴史、常識・非常識などを学ぶスタイルが評判。