英検基礎講座

第3回

英検3級 「3級に必要な語彙を身につける」

こんにちは! 2010年度第3回の英検対策基礎講座(3級編)を担当する佐原です。このコーナーでは、英検に合格するための学習法や合格の秘訣などを皆さんに紹介していきます。

今回は、英検3級に合格するのに必要とされる語彙力(ごいりょく)についてお話します。英検3級は中学卒業程度の内容で、語彙力は約2,100語レベルとされています。身近な英語を理解し、使用できることが求められます。

それでは、皆さんの語彙力が合格レベルに到達しているかを調べる簡単な方法がありますので、それを今から紹介しましょう。

筆記試験の問題1は、皆さんの英単語・英熟語・英文法力がどの程度備わっているかを判定する問題です。全部で15題出題されますが、出題分野は単語・熟語問題が8〜9割、英文法問題が1〜2割になっています。合格の目安としては、15題中6割以上(9問以上)正解なら合格の可能性は高いと言えるでしょう。逆に正解が5割以下(7問以下)だと、合格するのは苦しくなってきます。

どの級を受験するのにも共通して言えることですが、英検に合格するために必要な語彙力は、「問題1が6割以上解けること」、これが一つの大きな目安になってきます。

さて、それでは具体的な学習法ですが、英検合格に必要とされる語彙力をつけるには、まず英検3級の過去問題集を購入してください。過去2〜3年の過去問をすべて解いてみて、知らない単語・熟語を全部書き出して自分なりの単語・熟語集を作成しましょう

過去問を6〜9回分解いておけば、3級に必要とされる単語・熟語の範囲はおおよそ把握できます。過去問に出題された単語・熟語をすべて学習しておけば、3級合格に必要な語彙力は十分身につけることができます。

ここで大切なことは、正解を覚えるだけでなく、不正解だった選択肢の単語・熟語も覚えてしまうことです。正解でない選択肢が次の試験では正解の選択肢になることもあります。とにかく過去問で出題された範囲の語彙はすべて覚えてしまう!この意気込みを忘れずに勉強に取り組んでください。

また、過去問は2〜3回繰り返して解いてみること。問題を覚えてしまってもかまいません。繰り返して解くことにより、英検合格に必要とされる実力が養われるのです。

頑張って勉強に取り組んでください!




英検基礎講座バックナンバー

今月の英検の先生
国際関係学科秋山先生


学科/総合英語科

略歴/学習院大学卒業後、大学卒業後、アメリカのコンピュータメーカーに勤務。 その後通訳翻訳のエージェントで、通訳・翻訳業務に従事する。
放送通訳にも携わり、日本テレビの「今日の出来事」などを
担当。 東京ディズニーランド建設中に、現場で通訳を行った経験や、 英語の字幕作成の経験も。

プライベートでは生物全般が好きで、自宅には愛犬のほかに金魚、自室にはカブトムシの幼虫、冬を越したオオクワガタなどが同居。(家族には嫌がられているとのこと。)