第8回
英検3級 「並べ替え問題の攻略法」
こんにちは! 英検対策基礎講座(3級)の第2回目です。
今回は問題3の並べ替えを攻略する方法をお話しましょう。
並べ替え問題は英作文を作る要領で行うことが大切です。問題を解く際に注意することは以下の3点です。
1.主語と動詞の対応関係を見つける。
2.英熟語、英語構文が含まれていないか考える。
3.文法的に考える。
では具体的な解き方をお話します。先ず主語を発見してください。主語は必ず「名詞(代名詞)」です。主語を見つけたら、次は動詞を探しましょう。(動詞は2つ含まれていることもありますが、その場合はたいてい不定詞を使う用法になっています。)さて、動詞が見つかったらその動詞が自動詞か他動詞かを考えましょう。他動詞であれば、すぐ後ろに「〜を」に相当する目的語が必ず来ます。目的語も必ず「名詞(代名詞)」ですから、しっかり見つけてください。(このようなやり方が文法的に考えるということです。)
残った単語を組み合わせて英熟語、英語構文が作れないかも考えてください。
では実際に過去に出題された問題で練習してみましょう。
1)直子は帰宅するとすぐに昼食を食べました。 (@soon as Agot Bshe Clunch Dhome Eas ) Naoko had ______ ______ ______ ______ ______ ______. |
この文の主語は Naokoです。動詞はhad「食べた」ですね。hadは何を食べたのか、目的語を必要とする他動詞です。目的語は名詞ですから lunchでよいでしょう。ここで残った語句を見ると何か表現が見えてきませんか。Eと@でas soon as「〜するとすぐに」という表現がつくれます。この表現は接続詞の働きをしますから、この後には完全な文がきます。残った語句からshe got homeを組み合わせることができます。
以上をまとめると、Naoko had lunch as soon as she got home.という文が完成します。
もう1問練習してみましょう。
2)デイビッドは財布をどこに置いたのか思い出せません。 ( @ put A can’t B his C where D remember E he ) David ______ ______ ______ ______ ______ wallet. |
Davidが主語だから次は動詞が来ます。ただその前に「思い出せません」は「思い出すことができない」という意味だから助動詞のcan’tが入ります。思い出すはrememberだからcan’tに続きます。接続詞はwhereだから後に続けて、最後にまた1つ文を作ります。主語はheで動詞はput、最後にputの目的語(名詞)はwalletだから、その前にhis をつければ完成です。
David can’t remember where he put his wallet.
それでは皆さん、頑張ってください!