最近のシドニーはダウンジャケットにブーツが手放せなくなり、すっかり冬です。でも日本で着ていたような厚手のコートの出番はほとんどないかな?メルボルンなどもう少しシドニーよりも南に行けば別ですが。ずっと水不足に悩まされていたオーストラリア、ここ2週間はウソみたいに雨ばかりです。まるで日本の梅雨!!
一度降り始めると、バケツをひっくり返したような雨ばかり降ったり、あちこちで雷がなったり大変です。こんなに長々と降り続けることは本当にめずらしいのですが、その影響で色々なところで洪水などの被害が出ています。
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こんな天気になるちょっと前、6月3日にイーストシドニーで行われた「Primo Italiano」というイタリアンフェスティバルに行ってきました。この間もイタリアンフェスティバルに行っていたような?前回のイタリアンフェスティバルはシティーからバスで20分ほどのライカートと呼ばれるイタリア人街でのもの。
今回はシティーから徒歩5分ぐらいのところにあるイーストシドニーのStanleyストリートで開かれたものです。この通りには、たくさんイタリアンレストランが並んでいて、今でこそ「リトル・イタリー」の名をライカートに持っていかれていますが、シドニーの最初の「Little Italy」としても有名です。それがこのフェスティバル名「Primo Italiano(=First Italian)」のゆえん?
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会場にはイタリアの音楽やイタリア料理や食材を売るストール(屋台)があちらこちらに。イタリア語を勉強している私にとっては嬉しいことに、イタリア語もたくさん聞こえてきます。パニーニ、ヴェスパ、チーズ、ワイン、オリーブオイル・・・。まさにイタリアづくし!!
お店でランチを調達すると店員さん同士でイタリア語で話している声が。私にもちゃんと「Buon appetito!(おいしく召し上がれ!)」と言ってくれました。(あまりに嬉しくてイタリア語で返せなかったのが残念・・。)
さっそく並んで買ったプロシュート入りのパニーニを持って友人を待っていると、イタリア系のおじさんに「それ、最高においしいよ!」とお墨付きまでもらいました。やっぱりイタリア人は愉快で陽気な人が多いし、ひとなつっこいな〜と実感。
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イタリアからの移民は第二次世界大戦以降の50年代、60年代が多く、そのほとんどがシドニーやメルボルンに集中しています。今はイタリア生まれの人もだいぶ年をとって、オーストラリア生まれの2世、3世がたくさんいます。
私のイタリア語の先生もオーストラリアで生まれ育った2世。家庭では完全にイタリア語で、幼稚園に入るまで英語は話せなかったという彼女も、生粋のオージーと結婚し、故郷のメルボルンを離れシドニーに来たので、普段はまったくイタリア語を話す機会もなく、目下の課題はいかに自分の子供にイタリア語を教え込むか・・だとか。
多くの人がそういう情況にあるであろう中で、おじいちゃんと小さな孫がイタリア語で会話をしているのを見たりすると、なんだかいいなぁ・・と思うのでした。これからもこうして、オーストラリアでイタリア文化がたのしめるようにイタリア系オージー達が次の世代に伝統を残してくれると嬉しいですね!
パニーニとイタリアのジュース。アランチアータ・ロッソ。イタリアと言えばなぜか赤のギンガムチェックですよね。。。
サラミやおいしそうなパンが並びます |
イタリアといえヴェスパ! |
近くのイタリアンカフェにも入ってみました |