日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

海外芸術大学 入学審査
合格速報 ロンドンメトロポリタン大学 2007年1月12日

 さきほど、ロンドンメトロポリタン大学のDavid Skingle先生によるポートフォリオ審査が終わり、伊佐友美子さんが、BA(Hons) Textile Design for Interiors and Productsの1年次に合格しました。前日から審査会場で最終準備を熱心にしていた伊佐さんは、比較的落ち着いて審査にのぞみました。自分にとって大切な作品の発表からはじめました。審査中、中村先生の問いかけがきっかけとなって対話がふくらんだシーンもありました。 

クリエイティブな力をつける秘訣

伊佐さんはデザイン科に出願していますが、作品の中には、ファインアート作品も含まれています。David先生の評価は非常に高く、デザインだけの範囲で物を見るのではなく、ファインアート(絵画・彫刻など)も含めた視点で制作があったからこそ、クリエイティブな力が強いという意見をいただきました。ファインアートの課題をとおして、色やトーンへのこだわりを高めたようです。

専門分野を決める秘訣

美術といっても、様々な分野があります。伊佐さんは、大学での法学部の勉強を中断して、美術を学び始めたので、美術については一からのスタートでした。将来、どの職業につくかということは誰もが悩むところですが、学生たちは、春期の授業の中で様々な分野の学習を少しずつ進め、リサーチや制作をとおして、自分自身で将来の分野を決めることができます。伊佐さんも、入学当時からテキスタイルデザインに興味があったわけではありませんでした。春期学習の立体の課題で、立体を光との関係でとらえた作品には、空間の意識が感じられました。その後、夏休み直前の「未知と既知」の授業をとおして、はっきりと空間を意識し始めたようです。それから、インテリアデザインとは何かというリサーチ、インテリアデザイナーのリサーチを含めた作品づくりによって、将来の道を決めることができました。

英語力アップの秘訣

David先生は、昨年、版画の特別授業のため来校されています。「前に会ったときより、英語の力が伸びているね」と伊佐さんの語学力を評価されました。他の学生にも言えるのですが、自分の作品についての発表となると、伝えたいという強い気持ちから積極的にコミュニケーションしようとする力が発揮されるようです。伊佐さんは、今日の審査を終え、「もっと英語力をアップしたい」という意欲がわいたようでした。


真剣に自分の興味を伝える伊佐さん。

伊佐さんは、デザイン科志望ですが、ファインアート作品もたくさん制作しています。David先生は、彼女の説明を聞き、スケッチブックを見ながら、伊佐さんの洞察力を確認しています。

充実したスケッチブックを見るDavid 先生 (隣は、国際部のSimon Denton氏)
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