授業レポート
Unit 6 素材の学習
表面が白く裏側が灰色をしたボール紙は、普通は表面がカラフルに印刷され、正確に裁断され、組み立てられ、ケーキや食器などの商品を梱包するパッケージの材料として使用されます。私たちの生活は、このような多くの素材が複雑に加工された物にかこまれています。
私たちの生活に役立つ素材は、みんなが知っているものですが、その使い方をもっと自由に工夫することが、アート&デザインの勉強の基礎になります。つまり印刷する前の白いボール紙がもつ、表現の可能性を探すことが、とても大切な学習なのです。
パッケージに使用するボール紙は、表面に印刷をして、そのツルツルした表面の感じをそのまま使いますが、授業ではツルツル以外の表現の可能性を体験的にたくさん探します。
創造力を育てるため重要なことは、自分が感じる体験を、楽しむこと。そのために前期は、色や形、そして素材などを体験的に学ぶ、造形的な体験学習が中心です。