ロンドンに本部を構え、世界17カ国に営業拠点を持つ外資系旅行代理店、STA TRAVELにアジア・ヨーロッパ言語科科英語/イタリア語専攻の稲川さんが内定しました！経験者にしか採用の門戸が開かれていなかった旅行代理店から内定をいただけたヒミツとは？稲川さんに就職活動や学生生活について聞きました。




STA TRAVEL 内定
アジア・ヨーロッパ言語科 2年
英語/イタリア語専攻
秋田県立大曲高校 出身

Ｑ　旅行業界に進もうと思ったのはなぜですか？

Ａ　感動した映画の舞台がフィレンツェだったのですが、たまたま同じ時期に世界史でルネサンスを勉強したり、読んでいた小説の舞台がフィレンツェだったり、と何かイタリアに縁を感じたんです！知れば知る程好きになって、イタリアに関われる仕事がしたい、自分も行き来できて魅力を伝えられるツアーコンダクターになりたいと思いました。

Ｑ　イタリア語を勉強する場として、日本外国語を選んだ理由を教えてください

Ａ　大学を希望していましたが外国語大学はどこもレベルが高くて。私は英語がすごく苦手だったので、受験はうまく行かなかったんです。浪人もしましたが、もともとやりたいのが英語ではないので全然伸びなくて。そんな時に日本外国語の英語/イタリア語専攻を見つけました。英語も勉強できるし、就職にも力を入れているので、自分に必要なものが揃っている学校だと思いました。

Ｑ　一度に英語とイタリア語、２つの外国語を勉強するのは難しくなかったですか？

Ａ　イタリア語は基礎から始めたので、文法も一からだったのですが、イタリア語の文法が理解できると‘英語もこういうことなのか’とストンと分かるようになってきたんですよ。英語は高校までは話せなかったのですが、日本外国語は少人数の授業だったのでネイティブの先生と話しやすく、反応が返ってくるのが楽しくてやる気が出ました。

Ｑ　STA TRAVELに内定するまでの流れを教えてください

Ａ　観光科の佐藤先生にSTA TRAVELのインターンシップを紹介して頂き、夏休みに２ヶ月間お世話になりました。仕事は、請求書を作成して発送作業をしたり、航空会社の端末を使って海外滞在先の情報を打ち込んだりと事務作業が多かったのですが、すごく楽しくて毎日あっという間でした。社員の方にもとても良くして頂いて、インターンシップが終わった後も就職の相談に乗って下さったんです。普段は中途採用ばかりということでしたが、たまたま人員に空きが出た時に声をかけて頂いて、今回の内定につながりました。

Ｑ　インターンシップがご縁となった採用ですが、インターンシップでは学校で習っていたどんな事が役立ちましたか？

Ａ　インターンシップにあたっては面接試験を通らなければ採用して頂けなかったのですが、私はすごい上がり症で、最初は先生と面接練習していても泣きそうになるくらいだったんです。笑）担任の豊島先生に何度も練習して頂きアドバイス頂かなかったら、このチャンスも与えられてなかったかなと思います。

インターンシップではとにかくアピールしようと決めて仕事に臨みました。自分にできる事がないかどんどんお聞きして、積極的に仕事を頂きました。特に役立ったと思うのはITスキルの授業です。Wordを使う作業が多かったのですが、学校で習っていたお陰で誰かにお聞きしなくても１人でできましたし、ブラインドタッチの練習もしていたので作業も少し早くできたかなと思います。また、お昼に誘って頂くことが時々あったのですが、そういう時に1年の冬に行ったイタリア短期留学が話のきっかけになって盛り上がったり、ビジネスマナーの授業で習った冠婚葬祭の知識が会話で役立ったこともありました。

Ｑ　今後の目標、将来の夢を教えてください

Ａ　英語圏メインの企画が多いので、もっと英語を勉強しなくちゃ！と思います。オフィス内の仕事だけでなく、東南アジアでボランティアツアーの添乗など色々な仕事があるので、早く覚えてしっかり仕事をしていきたいです。

Ｑ　旅行の仕事に憧れている人、アジア・ヨーロッパ言語科に興味のある人へ

Ａ　旅行業界は、新人は特に元気と行動力が大切だと思います。知識や資格も大切ですが、どういう態度で仕事をするか、やる気を見せることが重要だと思います。知っていて損にならないのは地理。旅行会社によって特化している地域が違うと思うので、今のうちから少し調べておくといいかもしれません。

アジア･ヨーロッパ言語科は、英語と第二外国語を勉強する学科ですが、単に言語を勉強するだけでなく、歴史や文化など色々なことを勉強するので、勉強すればする程色々な所に興味が広がっていきます。色々な国を旅して、10ヶ国語以上を話せるマニアックで面白い先生もいるので、授業にも刺激があります。日本外国語は興味のあるモノをどんどん追求できる環境があるし、先生方もサポートして下さるので、精一杯やってほしいです。