Q JCFLのインターンシップ生の印象はいかがですか?
A しっかりとした挨拶、目線や笑顔ができていて、とても真面目な印象があります。廊下ですれ違っても、皆さんすぐに挨拶して下さるのでスタッフと見分けがつかない時もあるんですよ。今後の成長がとても楽しみな学生さん達です。
Q ホテルスタッフとして求められるのはどんな人材ですか?
A お客様の立場に立って物事に取り組める人。感情のレーダーを常に張って、お客様のちょっとした仕草や表情から気づき、行動できることが大切です。学生の皆さんは、今のうちから、目の前にあるものに常に全力投球でぶつかることを心がけてみて下さい。授業でも、アルバイトでも、インターンシップでも、何でもいいと思うのです。辛い事があっても、自分なりに原因や解決策を考えて取り組むことで必ず得るものがあると思いますし、ホテルマンに必要な芯の強さも生まれてくると思います。
Q 外資系ホテルで働くために英語力はどのくらい必要なのでしょうか?
A 英語力はあるに越したことはありませんが、JCFLの学生さんに関しては心配しておりません。私どもは通訳を必要としているわけではありませんので、言葉そのものよりはお客様の表情や声のトーンで察知できる‘共感力’が必要です。ただ、外資系ホテルですと、長い人生をホテルマンとしてやっていく、そしてステップアップしていくためには英語力が必要となります。
Q 吉川様が考えるホテルの魅力、そしてウェスティンホテル東京が目指す理想のホテルとは何でしょうか?
A まずホテルの魅力についてですが、自分が幸せだなと思う瞬間を考えてみると、くつろぐ時、おいしい物を食べる時なんですよ。私たちがおいしい物を食べる時って、何かのお祝いだったり記念日だったり、大切な人と過ごすことが多いですよね。ホテルは、そういった幸せな瞬間の空間と時間と場所のすべてを提供できる素晴らしい所だと思うんです。晴れの日を提供し、共有できるホテルのような仕事は他にはなかなか無いんじゃないかと思います。
ウェスティンホテル東京では、2006年から全社員対象のブランド研修を行なっており、幾つかある基本的価値観(core value)の中でも‘再生renewal’というテーマを一番大切にしています。私どもの所でお過ごしになることによって、お客様が心身をリフレッシュし、いらした時よりも元気や活力を得て旅立って頂けるようなホテルを目指しております。
貴重なお話をどうもありがとうございました。