更新日08.1.22
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■恵比寿のウェスティンホテル東京でインターンシップ!

 国際ホテル科では、1年次後期に約3ヶ月間のホテルインターンシップを実施しています。インターンシップ先は、御三家ホテルや高級外資系ホテル、ディズニー系ホテルなど様々。学生たちは、ホテル科で身につけた接客マナーやホスピタリティマインドを日々実践しながら頑張っています。

 都内・横浜・舞浜の数十ヶ所にのぼる研修先のうち、今回はホテル新御三家の1つ、恵比寿ガーデンプレイスにある『ウェスティンホテル東京』にご協力いただき、インターンシップ中の学生たちを取材しました。
また、同ホテルで10年近いキャリアをお持ちの人事総務部の吉川様より、ホテルの魅力やホテルが必要とする人材などについてお言葉を頂戴しました。

【写真】ウェスティンホテル東京でインターンシップ中の学生(以下氏名略)


ウェスティンホテル東京でインターンシップ中の学生
ウェスティンホテル東京でインターンシップ中の学生にインタビュー



Q インターンシップではどんな仕事をしているの?

 サービスエキスプレスと呼ばれる、ベルとルームサービスを兼ねた仕事をしています。フロントでお客様をお迎えし、お部屋まで荷物をお持ちしてエスコートしたり、場所のご案内をしたり。また、お部屋にお食事をお持ちし、サービスをします。

Q やりがいを感じるのはどんな瞬間?

 スタッフの方から新しい仕事を任せてもらえた時には、「これもやらせてもらえるんだ!」と引き締まる思いがします。仕事の上では、お部屋にエスコートしたお客様に「ありがとう」と声をかけて頂く時が嬉しいです。
 ご案内したお客様が顔を覚えて下さって、後で声を掛けて下さったり、「いってらっしゃいませ」と一声お掛けした時に「いってきま〜す!」と笑顔で答えて下さったりする時がとても嬉しいです。ルームサービスをした部屋で芸能界の方をお見かけした時には興奮してしまいました!笑 職場の方がとても親切に仕事を教えて下さるので、一つ一つとても勉強になります。

Q ホテル科で学んだことで、インターンシップに役立っていることは?

 レストラン実務の授業で、シルバーの名前や器材を覚えていたことです。ルームサービスでは、お客様の目の前でアルコールなどをお注ぎするので、ワインの抜栓の実習があって良かったと思います。他にはホテル英語が役立っています。 
 ホテル英語で習ったサービス英語です。外国人のお客様が多いので、最初は少し緊張しましたが、最近は笑顔で「May I help you?」と声をお掛けしています。あとは敬語の言い回しです。授業を通して身についているので、緊張したり急いでいる時でも出てきますね。

Q インターンシップを通して学んだこと、今後の目標は?

 日本人のお客様に対しても、外国人のお客様に対しても、積極的に接することができるようになりました。外国のお客様には質問に答えるだけではなく、一歩踏み込んだ会話ができるようにもっと英語を頑張りたいと思います。頼まれたことだけでなく、先を読んだ心配りのできるホテルマンになりたいです。
伊 インターンシップ前は、自分が本当に接客業に向いているのか不安な部分もあったのですが、実際に仕事をさせて頂いてみて、授業で学んだことが結構実践できているな、と感じています。常に恐れず、視野を広げて就職活動に取り組んでいきたいと思います。お客様の小さな変化にも気づいてフォローができ、笑顔を絶やさないホテリエになりたいです。

ウェスティンホテル東京人事総務部の吉川様のコメント

Q JCFLのインターンシップ生の印象はいかがですか?ウェスティンホテル東京の人事総務部吉川様

 しっかりとした挨拶、目線や笑顔ができていて、とても真面目な印象があります。廊下ですれ違っても、皆さんすぐに挨拶して下さるのでスタッフと見分けがつかない時もあるんですよ。今後の成長がとても楽しみな学生さん達です。

Q ホテルスタッフとして求められるのはどんな人材ですか?

 お客様の立場に立って物事に取り組める人。感情のレーダーを常に張って、お客様のちょっとした仕草や表情から気づき、行動できることが大切です。学生の皆さんは、今のうちから、目の前にあるものに常に全力投球でぶつかることを心がけてみて下さい。授業でも、アルバイトでも、インターンシップでも、何でもいいと思うのです。辛い事があっても、自分なりに原因や解決策を考えて取り組むことで必ず得るものがあると思いますし、ホテルマンに必要な芯の強さも生まれてくると思います。

Q 外資系ホテルで働くために英語力はどのくらい必要なのでしょうか?

 英語力はあるに越したことはありませんが、JCFLの学生さんに関しては心配しておりません。私どもは通訳を必要としているわけではありませんので、言葉そのものよりはお客様の表情や声のトーンで察知できる‘共感力’が必要です。ただ、外資系ホテルですと、長い人生をホテルマンとしてやっていく、そしてステップアップしていくためには英語力が必要となります。

Q 吉川様が考えるホテルの魅力、そしてウェスティンホテル東京が目指す理想のホテルとは何でしょうか?

 まずホテルの魅力についてですが、自分が幸せだなと思う瞬間を考えてみると、くつろぐ時、おいしい物を食べる時なんですよ。私たちがおいしい物を食べる時って、何かのお祝いだったり記念日だったり、大切な人と過ごすことが多いですよね。ホテルは、そういった幸せな瞬間の空間と時間と場所のすべてを提供できる素晴らしい所だと思うんです。晴れの日を提供し、共有できるホテルのような仕事は他にはなかなか無いんじゃないかと思います。
 ウェスティンホテル東京では、2006年から全社員対象のブランド研修を行なっており、幾つかある基本的価値観(core value)の中でも‘再生renewal’というテーマを一番大切にしています。私どもの所でお過ごしになることによって、お客様が心身をリフレッシュし、いらした時よりも元気や活力を得て旅立って頂けるようなホテルを目指しております。
                            貴重なお話をどうもありがとうございました。

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