国際ホテル科では、1年次後期に約3ヶ月間、御三家ホテルや高級外資系ホテル、ディズニー系ホテルなど様々なホテルでインターンシップを実施しています。
学生たちにとって、このインターンシップは一流ホテリエの接客術を間近で学べる絶好のチャンス!これまでに身につけたホテルの知識や接客マナーを日々実践しながら頑張っています。
都内・横浜・舞浜の数十ヶ所にのぼる研修先のうち、今回は昨年9月にオープンしたばかりの高級外資系ホテル『ザ・ペニンシュラ東京』にご協力いただき、インターンシップ中の学生たちを取材しました。
矢崎&池田 Peterというインターナショナル・キュイジーヌのレストラン・バーで、キッチンから出たお料理をウェイターに運んだり、コーヒー・紅茶の準備をしたり、ディナーやランチタイムの前にテーブルセッティングを行ったりします。お料理やお飲み物を直接お客様にお出しすることもあります。
石井 ヘイフンテラスという広東料理のお店で、料理をお出ししたり、バッシング(下げたお皿を洗い場へ運ぶこと)をしたりしています。また、カクテルや中国茶などのドリンクをお作りしています。
池田 普段はキッチンとウェイターの方の間のやりとりをする仕事が多いので、お客様に直接サービスをさせて頂いた時には、本当にホテルの一員になれたような気がしました。それから、自分がしたサービスをスタッフの方に「さすが!」と褒めて頂くと単純に嬉しくなります!
矢崎 初めのうちは何をしていいのか戸惑うこともあったのですが、最近では仕事に慣れて自分から動けるようになってきたことが嬉しいです。スタッフの方々が気づいた事を注意して下さるので、とても勉強になります。
石井 以前いらっしゃったお客様が覚えていて下さって、「もう慣れた?頑張ってね。」とお声をかけて下さったのは嬉しかったです。また、スタッフの方にドリンクエリアを任せて頂いたことも、励みになりました。
池田 ホテルに関する知識や技術面はもちろんですが、人との接し方です。森野先生がいつも社会人として僕たちを扱って下さっていたので、言葉遣いや態度を普段から気をつけていられたのだと思います。
矢崎 基本的な動き、指先からお辞儀の仕方の1つひとつが役立ちました。それから、‘元気に挨拶’のような当たり前のことでも、仕事場での心構えを教えて頂いていたので、職場にスムーズに溶け込むことができたと思います。
石井 レストラン・バンケットサービスの実技の授業があったので、ホールでお皿をお出しする時や、サーバーを使って料理をお取り分けする時に「授業でやっていてよかった」と思いました。それから、接客英会話も役立ちました。外国人のお客様を接客することもよくあったのですが、単に場所のご案内だけでなく簡単な会話をすることもできました。
池田 全ての面で成長できたと思います。プロのホテリエの方の接客術を見ているだけで、色々な気遣いの仕方、場面に合わせたサービスがあるんだなと勉強になりました。学校に戻ってからの目標としては、社会人にふさわしい対応や言葉遣いができるように、さらに勉強していこうと思います。
矢崎 始めた頃は自分の動きに自信がなくて、インターンシップをやり通せるか不安がありました。3ヶ月間インターンシップをさせて頂いてみて、仕事をする上では自分の意思表示や確認を明確にすること、そして周りのスタッフの方とのコミュニケーションが大切だなと思いました。一番にお客様のことを考えて、お客様が「してほしい」と感じていることに気付くことのできるホテリエを目指して頑張りたいです。
石井 手が空いている時には、自分から周りを見回して仕事を見つけられるようになりました。まだ、ホール全体の仕事の流れを掴むのは難しいですが、先のことを考えた上で行動できるようになってきたと思います。将来は接客の仕事に就きたいと思っているので、今回の経験を活かして就職活動を進めていきたいと思います。