こんにちは!アジア・ヨーロッパ言語科 英語+イタリア語専攻1年の今野です。
もうすぐイタリアでの語学研修が始まります。研修中には、イタリア語を勉強するきっかけになったヴェネチアに小旅行に出かけるつもりです。先輩の話によると、道が入り組んでいて迷いやすいらしいので、道をたずねる時の基本単語をおさえておきます。
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Vol. 2 道をたずねる
まずは「すみません!」という表現。
英語なら"Excuse me"ですね。
「ゴンドラ乗り場はどこですか?」
"Dov'e" は、英語の"Where is"です。
英語に直訳すると、"Where is the boarding point of a gondola?"
イタリア語は、英語の語順とほぼ同じです。
「まっすぐ行って、右に曲がりなさい。」
英語に直訳すると、"Go straight and turn to the right."「右」は'destra(デストラ)'、
「左」は'sinistra(シニストラ)'です。何語でもそうですが、旅行時には「右」と「左」を結構使います
。
「(そうしたら)そこにあります!」
直訳は、「それは、ちょうどそこです!」
英語では、"It is just there!"
「ありがとうございます。」 「どういたしまして。」
道を教えてもらったら、必ずお礼を言いましょう。
そして、「ありがとう」は「どういたしまして」とセットで覚えておきましょう。
イタリア語の名詞には、男性名詞と女性名詞の2種類あります。冠詞のa(an)/theも男性名詞か女性名詞かで変化します。英語の a は、イタリア語の男性名詞に付く場合 un 、女性名詞には una となります。英語の the は、イタリア語の男性名詞に付く場合 il 、女性名詞には la となります。ゴンドラの「乗り場」は fermata でしたね。fermataは女性名詞なので、la が付き、'la fermata' です。
「難しそう」と思った人も大丈夫、安心してください。授業中に使いながら学ぶので1ヶ月くらいで慣れてきます。中学から「目」に頼って英語を学んできた感覚とは全然違うんです。文法を考えない訳じゃないけれど、「耳」と「口」を同時に使って語学を一から学ぶのは、経験した人じゃないと分からない不思議な感覚です。
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★英語+イタリア語専攻 在校生コラム★
進路が決まったのは「自分は何がしたいのか」と原点にもどって考えたから。
自分の理想の世界、ヴェネチアとの出会いに導かれました。
アジア・ヨーロッパ言語科
英語+イタリア語専攻 1年
(札幌市立札幌開成高校出身)
外国への興味は中学の頃からありました。地理の時間に、アイルランドの気候は偏西風の影響で1年中穏やかで雪も降らないという事を学び、札幌とは随分違う場所だなと興味を持ったのを覚えています。その頃見ていたテレビ番組の主題歌がアイルランドの音楽を使っていたことも影響していたと思います。
高校は進学校だったということもあり、地元の国立大学で哲学を勉強しようと考えていたのですが、学者になって黙々と研究をするより、多くの人とコミュニケーションできる仕事をしたいと思うようになりました。でもサラリーマンへ一直線というのは嫌だなと。そこから「自分が何をしたいのか」原点に戻りました。
やはりキーワードは地理でした。先生が授業で見せてくれた色々な国の写真の中で、ヴェネチアの町に衝撃を受けました。車があるのは当たり前の今、昔からのシステムのまま、水上バスか水上タクシーで移動する以外は徒歩という別世界を知り、純粋に素敵だなと思いました。
その頃、「もっとコミュニケーション力があったらな」と思う出来事があり、コミュニケーション力をつけたくなっていました。それで、使える語学力を身につけようと。どうせ学ぶならイタリア語だけでなく英語も学びたい。ネイティブの授業が多く、短期間で実力がつくカリキュラムのあるJCFLに決めました。
文法の時間に、イタリア語と英語は、ラテン語が語源になっている単語が6-7割あると学びました。ラテン語はどちらかというと学術的・宗教的に書き言葉として使われてきたので、話し言葉と違って原型に近い形で残っています。ネイティブの先生との英会話には慣れてきたこともあり、ボキャブラリーを増やそうとしているところなので、イタリア語の勉強が英語のボキャブラリーUPにつながりそうで、ちょっと楽しみです。