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使える・簡単・イタリア語

Buonjorno! アジア・ヨーロッパ言語科 英語+イタリア語専攻の今野です。イタリアの文化と言えば「芸術」です。クラスメイトの穂坂君もこの芸術の一つ、ヴェネチアングラスがきっかけでイタリア語を勉強し始めたようです。イタリアでの語学研修では工房の見学を楽しみにしている様子です。

そこで、今回は、ヴェネチアングラス店での会話を使ったワンポイントレッスンをしたいと思います。ショッピングに役立つだけでなく、将来、イタリア芸術留学をして、デザイン・建築・絵画修復を学びたい人にも関係する基本用語が出てきます。 マルコ先生には店主役をお願いして、練習してみます。

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Vol. 3  芸術の街で買い物をする

 

「色々な形と色がありますね。」


英語ではThere are many forms and colours, right? です。語順は英語と同じですね。
‘eh’ は、主に文末につけて、確認や共感を表します。「〜だろう」「〜だね」という意味。

「このコップはいかがですか。」


英語では、What do you think of this glass? 語順は英語と同じです。
Che ne pensa 〜?は、Che ne pensi〜?の尊敬語です。お客様に対してなので丁寧な言葉づかいをします。

「モダンなデザインですね。」


英語で直訳すると、(It) has a modern design.
イタリア語は、動詞の形が主語によって変化するので、動詞を見れば主語が無くても分かる仕組みになっています。それで、主語を省略することがよくあります。

「クラシックなデザインですね。」だと、Ha un design classico (ア ウン デザイン クラシッコ) です。

 

「はい。3色あり、オレンジ色と黄色と緑です。」


イタリア語の「はい」は “Si”、「いいえ」は “No” (ノ)です。

「このオレンジ色が気に入りました。」

アート&デザイン用語として、よく使われる「モダンな」 'moderno' という表現。
その反対は「クラシックな」で、イタリア語では 'classico' といいます。
クラシックなヴェネチアングラスだと、赤 'rosso' が良く使われています。


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★英語+イタリア語専攻 在校生コラム★

イタリア語を学ぶ決心ができたのは、学びたいという純粋な気持ちと向き合えたから。

アジア・ヨーロッパ言語科
英語+イタリア語専攻 1年
(福岡・東福岡高校出身)

昔から絵を描くのが好きで、デッサンをよくしていました。ある日、テレビを見ていると、ヴェネチアングラスの「赤」が目に飛び込んできました。絵を描く時、色をあまり使っていなかったのに、まず色が印象的というのは不思議でした。こんな美しい物を生み出す国ってどんな場所だろうと好奇心を持ちました。それまで、ヨーロッパには興味がありましたが、こんなに知りたいと思ったのは初めてだったかもしれません。

その頃、大学に通っていたのですが、「自分の興味のある事をとことんやっていないな」と感じ始めていたんです。でも、無謀にイタリアに行くという決断ではなく、文化を知るには言葉からと、地に足をつけて考えました。どこでイタリア語を学ぼうかと思った時、ヴェネチアングラスを多く扱っている関東にあり、ネイティブとの会話レッスン時間が週3回(90分授業)と多く、就職にも力をいれている学校という点で、日本外国語に決めました。周りからは、大学を辞めてまで進路を変更するのかとよく言われましたが、自分が学んでみたいという気持ちを抑えることはできませんでした。

ヴェネチアングラスの魅力は、色もそうですが、形、特にグラスの脚の装飾がすばらしいんです。日本でも「ヴェネチアングラス」が作られ、その名で売られていますが、本場のマエストロが13世紀からの伝統(ガラス工芸自体は古代ローマからの伝統!)を引き継いでいるので、やはり質が全然違います。イタリアの語学研修では、工房がたくさんあるムラーノ島には絶対行くつもりです。ヴェネチアについての本も何冊か読み始めていて、知識が増えるとヴェネチアングラスの見方も変わってきました。ヴェネチアングラスだけでなく、ヴェネチアという街の魅力へと興味が広がり、そうする内に、イタリアの他の都市や日本と比較するようになって。興味のある事を追求すると、自然に知識欲が湧いてくるんですね。

この文化の見方は、文法を教えてくれる吉田先生の影響が大きいかもしれません。ヨーロッパ文化にしか興味がなかった僕が、最近では、アジアのタイやマレーシアについても知りたいと思うようになりました。特に、タイはヨーロッパの若者に人気で、イタリアやフランスのレストランが多いそうです。グローバルな時代なので、イタリアをキーワードに就職活動も幅広くできるような実感が持てるようになってきました。

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アジア・ヨーロッパ言語科英語+イタリア語専攻在校生


アジア・ヨーロッパ言語科
英語+イタリア語専攻
1年
北海道・札幌市立札幌
開成高校出身