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2011.4.26

海外ツアーガイドの先輩★世界遺産を紹介する旅に添乗

−これまでに訪れた国はエジプト、トルコ、ロシア、インド,etc.,世界十数ヵ国-


海外ツアーガイドとして世界遺産を巡る先輩

ユーラシア旅行社勤務 
国際観光科 09年卒業
東京都立足立高校出身

世界遺産や秘境探訪などユニークな海外ツアーを専門とする「ユーラシア旅行社」という会社を知っていますか?その「ユーラシア旅行社」で働く卒業生の三橋さんは、エジプトやトルコ、インド、ロシアなど世界各地を飛び回り、世界遺産や観光地を案内するツアーガイドの仕事をしています。ツアーガイドの仕事について聞いてみました!

Q これまでにどんなツアーに添乗したのですか?

初めてのツアー先はエジプトで、ナイル川クルーズをしたりピラミッドなどの世界遺産を訪れるツアーに添乗しました。一番印象に残っているのはアメリカ・ツアーです。5千キロを移動して「グランドキャニオン」、「ヨセミテ」など10大国立公園を制覇するというツアーを担当しました。その他、これまでにスリランカやインド、トルコ、ロシア、モロッコ、メキシコへのツアーをガイドしました。

Q 世界中を飛び回っているんですね。どのくらいのペースで海外添乗があるんですか?

 3週間おきくらいに海外ツアーが入ります。ツアーは7〜10日間くらいのものが多いですね。ツアーから帰って2、3日はしっかり休んで、その後は次のツアーの準備に入ります。

Q ツアー前にはどんな準備があるんですか?

 私は、ツアーに行く前に必ずノートを作って、そこに過去のツアーの情報やスケジュール、注意すべき点、観光地の情報、トラブルが起きた時の連絡先リスト、お客様情報などいろいろなことを書き込んでいきます。例えば、コウノトリの巣で有名な観光地を訪れる予定があれば、コウノトリの生態を調べるだけでなく伝説まで調べます。経験を積めば積むほど、いろいろな場面を想定できるようになるので、ツアーが近くなると睡眠時間を削って準備にあたってますね。どんなツアーでも、お客様に満足していただきたいですから。

世界遺産を巡るツアーの添乗・モロッコツアーQ 海外ツアーを1人で引率するのは大変でしょうね。現地ではどんな点に気をつけてガイドをしていますか?

 いろいろなハプニングは付きものですが、必ずお客様のことを思って一生懸命できるだけのことはすること。そのためにバスの運転手や現地ガイドと交渉したり、それがうまくいかなければケンカになることもあります。

あとは、お客様が何を望んでいるか常にアンテナを張ること。ホテルに到着して「ひと息つきたい」と思っても、まずはお客様の部屋を回ってライトやシャワーなどのメンテナンスを確認し、ご要望をお聞きします。何事にも最後まで手を抜かずに1つ1つこなしていくことで、お客様との信頼関係ができていくんですよ。

Q ガイドの仕事をするにあたって、観光科で学んだどんな事が役立っていますか?

「ビジネスマナー」の知識は、一番役立っています。ご年配のお客様が多いので、敬語や立居振舞いがしっかりとできていないと、お客様に信頼していただけませんから、まずはこれが社会人としての基本です。

それから、JCFLには添乗員を経験された先生、現役添乗員の先生方がいらっしゃったので、いろいろな体験談やトラブルの対処法を教えていただけたのが良かったですね。今でも思い出して、自分が行動するときの参考にしています。

あとは、在学中に「ツアーコンダクター 英語」や「観光英検対策」の授業で覚えた言い回しが役立っています。空港やホテル、レストランで確認したり交渉する機会が多いのですが、特殊な単語や言い回しが多いので、授業でやっていなかったら分からなかっただろうな、と思います。

海外ツアーガイドの先輩Q 海外ツアーコンダクターの魅力&「この仕事をやっていて良かった!」と思った瞬間は?


この仕事をやっていなかったら接点が無かったような人たちと友達になれることですね。たとえば、前のツアーで会ったホテルのフロントの人が顔を覚えていてくれて、次のツアーの時に「元気だった?」と声をかけてくれたり。世界各地に顔なじみがいて楽しいですね。

お客様とも信頼関係ができて、ツアーが終わった後お手紙をいただくこともあるんです。退職のお祝いで参加してくださったお客様から「次のツアーも三橋さんの添乗で行きたい」とメッセージをいただいた時は本当に嬉しかったですね。

Q 海外ツアーコンダクターに憧れている人へ

目標に向かってとにかく行動すること!私の場合は、最初のステップとしてJCFLに入り、旅行の国家資格の勉強や添乗実習を通して、自分がどんな仕事をやりたいのか明確になり、今の仕事に就いています。

  海外で添乗員をするには、英語でのコミュニケーション力、ビジネスマナーと専門知識が絶対に必要です。でもこれはJCFLに入ってからやっていけばいいことなので、とにかく常に目標を持って、自分自身を信じてやるしかないと思います。




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