今年も大学編入試験のシーズンが始まりました。大学編入とは、専門学校を卒業した後大学の3年次に編入できるシステムです。大学編入試験は、一般的に英語と面接が重視されるため、毎年当校は高い合格実績を出しています。
今回は、宇都宮大学の3年次編入に合格した2名のうち、英語通訳翻訳科の池上さんに、合格のヒケツを聞きました!
宇都宮大学 国際学部 比較文化学科 3年次合格
英語通訳翻訳科 2年
埼玉県立所沢高校出身
A 去年の今頃、7週間のオーストラリア研修に参加しました。私はなるべく沢山の人と交流したいと思って積極的に外国の方とコミュニケーションを取っていたのですが、その様子を見ていた中国や韓国の方に「日本人らしくないね」と言われたことが心に引っかかっていて。逆に‘日本人らしいってどういうことだろう’という疑問が湧いて、帰ってから関連図書を何冊も読んでみました。知識を得るほど、もっと深く勉強してみたいという気持ちが強くなって、大学で研究してみようと思ったんです。宇都宮大学では、文化を軸として世界各国と日本の文化を比較したり、社会構造という視点から日本を捉える勉強もできるようなので志望しました。
A 小論文対策に力を入れました。論文を書くのが苦手で、最初の小論文対策の授業では全然書くことができませんでした。部屋の掃除をしていて見つけた小学校の頃の作文を見て、今の自分のレベルとほとんど同じでショックを受けた位でしたよ。苦笑) 最初は模範的な小論文の構造を覚えるところから始めました。同時に新聞の社説を自分なりにまとめたり。担当の石橋先生は次々とアドバイスを下さったので、目標ができて落ち込む余裕はありませんでしたね。毎回の授業で、見本となる小論文がみんなに配られるのですが、その見本に選ばれた時はとても嬉しかったです。自信になりました。
A 私は企業インターンシップや学内の企業セミナーにも1年のうちから積極的に参加していたので、最初は大学編入1本に絞ってきた人と比べてハンデになるかなと思っていましたが、意外にそうした経験が役立ちました。例えば、就職対策として叩き込まれた自己アピールやビジネスマナーは、応用させて志望動機書を書く時や面接試験でとても役に立ちました。また1年次を過ごした英語通訳翻訳科は、年齢層も幅広くモチベーションの高い集まりだったので、その中で私自身も集中して資格や英語の勉強に取り組むことができました。
A 合格発表があると聞いていた時間は授業中だったのですが、インターネットで発表をチェックした父が携帯にメールをくれたんです。いけないと思いつつこの時ばかりは思わずチェックしてしまいました。笑)授業が終わってすぐに就職指導室のパソコンで確認。その場にいらっしゃった遠藤先生に「受かりました!」と報告すると、「おめでとう!!」と抱きしめてくれました。本当に安心しました。
A せっかく英語の専門学校にいるので、卒業までにTOEICは900点以上、英検1級を目指したいです。将来は、英語と異文化理解の知識を活かせるところ…と考えると、商社かなと今は思っています。
A 大学編入はマイナーな選択肢かもしれませんが、予備校と専門学校でできる事の違いを考えてみて、自分に合った方を選んでほしいと思います。私の場合は、勉強だけの予備校は合わないと思っていたので、日本外国語の2年間で企業インターンシップやオープンキャンパス運営のアシスタント、短期留学など色々な経験ができたのは良かったと思っています。特に社会人との交わりが沢山できたので、大きな成長ができたなと思います。ちょっとでも興味があるなら、一度見学に来てみてください。