アイルランド留学現地レポート

REPORTER

埼玉県立川越総合高校出身 
アイルランド留学コース2006年卒

ウォーターフォード工科大学(3年制)

2009年3月

 

スペインに行ってきました!

【上】マドリッドのクリスマスマーケットのお店。スペインは1月5日がクリスマスなので新年を迎えてもまだクリスマス一色です
【下】ドン・キホーテの像。

今年度はスペイン人の留学生と特に仲良くなり、その中の一人からマドリッドの自宅へ招待され、1月の初めに10日間お世話になりました。ほとんどマドリッドにいたのですが、さすが首都なので観るところがたくさんあり飽きることはありませんでした。
 
近郊の古い町並みが残るクエンカとトレドという街にも行ってきました。滞在中は毎日友達の家で食事をしたのですが、レストランで食べるのよりもおいしいくらいの本場スペイン料理を御馳走になりました。友達の家族は明るくて本当に親切だったので、自分の家族ではないのに緊張することはありませんでした。日本にいる母親に頼んで送ってもらった和柄の風呂敷とハンカチをそれぞれ、友達とお母さんに渡したら「bonito!(ボニート:綺麗)」と喜んでくれました。友達の家族と、その子の友達はほとんど英語を話さないのでスペイン語を練習する良い機会になり、新しい単語やスラングも教えてもらいました。とても充実した旅だったので、新学期に向けての良い気分転換になりました。

スペインとドイツ留学を検討中

Plaza Mayor (プラザ・マヨール)広場。この建物の入口が地理的にスペインの中心だそうです

私の専攻しているLanguages & Marketingでは、3年生で自分の選んだEU内の国(18ヶ国から選択可)に留学できるプログラムがあります。スペイン語を第二外国語で取っているのでスペインと、以前から興味があり趣味でドイツ語もやっているので、ドイツにも行く予定です。
 
まだ正式な申し込みはしていないのですが、前期をドイツで、後期をスペインで過ごす予定です。講師の方々やプログラムの体験者の話を聞くと、学期が始まる前にその国の言語の集中講座や、現地の言語での授業だけでなく英語の授業もあるということです。自分はもうすでに留学生活を送っていることもあり、個人的に全く不安はなく、入学した時からこのプログラムをずっと楽しみにしています。

アイリッシュらしくなりました

【上】スペインのクリスマスケーキ、ロスコン。おみくじのようなケーキで中に2つ、吉と凶の小さいおもちゃが入っています。私は良い方を当てました
【下】友達が作ってくれたパエリャ(スパニッシュ・オムレツ)。フランスパンに挟んで食べました。

アイルランドでの生活も早いものでもう2年半になります。完全にこちらの生活には慣れましたが、まだこの国の文化について知らないことも多く、今でもカルチャー・ショックを受けることはあります。それでも地元の友達から「アイリッシュ」と呼ばれることもあり、その度に「自分はアイリッシュになりつつある…」と感じます。
 
「アイリッシュ」と呼ばれるのは、彼らのコミュニティーにいるという気がするので嬉しいことです。しかし同時に、留学生からすると彼らは怠惰なので、そこは一緒にされたくないとも思います(笑)。言語に関して、特にスピーキングでは今でもあまり自信が無いので、それを評価されるのはとても嬉しいです。

アイルランドに留学してよかった!

【上】クエンカ。道が入り組んでいて不思議な街でした。夜になると夜景がきれいです。
【下】友達のクラスメイトと食事に行きました。

何故アイルランドに来たのかとよく聞かれるのですが、いつも「日本人が少なそうだと思ったから」と答えています。イギリスに行ったJCFLの友達とは今でも連絡を取るのですが、私の予想通り日本人は多いようです。アイルランドでのワーキングホリデーも始まり、以前より日本人の数は増えたと思いますが、それでも私の学んでいるWITでは私を含め3人で、彼女達ともほとんど会う機会はありません。留学をしたかった一番の目的は英語を上達させることだったので、自分の選択は正しかったとつくづく思います。
 
こうして留学生活を振り返ってみると、日本では絶対にできないような貴重な体験を沢山していると実感します。これからもこの機会を大事にして留学生活を送っていきたいと思います。