ディグリーショーとその後
こんにちは、石橋です。昨年のスレードの卒業展示会からちょうど一年が経ちました。卒業からだいぶ時間は経ってしまいましたが、今回は去年のショーを振り返り、また卒業後の活動をご紹介してこのレポートを締めくくろうと思います。
卒業作品が賞を取りました
昨年5月に行われたスレード卒展は、友人やチューターの手伝いやアドバイスのもとスムーズに準備ができ、オープニングから展示最終日までの開催期間中たくさんの方にお越しいただきました。
展示は色々な方から作品や展示に関する様々な意見をいただける良い機会となり、また幸いなことに、スレードからは毎年全展示作品中から一作品に与えられるWilliam Coldstream Memorial Prizeという賞を与えられ、展示作品中の一つがUCL Art Museumに収蔵されることとなったりと、スレードで過ごした3年間のとても良い締めくくりとなりました。
成績もファースト(首席)で卒業することができ、今改めて振り返っても素晴らしい友人やチューターに囲まれ、UCL、スレードで過ごした約3年間で学んだことは多くとても充実していたと感じています。
大学院へ進学
卒業後、現在は2013年の9月からロイヤルカレッジオブアートという大学院で修士課程に在籍しています。総合大学であるUCLにいた頃と比べてRCAはアート&デザインのみを扱う大学院で、ファインアートはペインティング、スカルプチャー、プリントメイキング、フォトグラフィーに分かれています。私はペインティングに所属しており、博士課程の人数も合わせて80人程の学生と同じスタジオで制作しています。
スレードの時と同様、インターナショナルな雰囲気のなか年齢層も幅広くなり、優れた学生とチューターのもと素晴らしい環境の中、あれこれと自分なりに試行錯誤をしながらスレードで作った作品がさらに発展できるように制を進めています。今年は学内の友人と共同制作に取り組んだり、別の友人とのプロジェクトに参加して四国お遍路ををしたり、とある紳士服ブランドのためにスカーフをデザインしたりと少しずつ新しい経験も増え始めました。
最近は学年末の学内試験を終え、10月に提出する修士論文への準備を始めたり、修士2年生の卒展のために学内を片付け始めたりとスタジオで過ごす時間は減っていますが、長い夏季休暇を目前にしながら日々充実した時間を過ごしています。夏休みを終え論文を提出した後はさらに集中的に作品を制作する予定です。
レポートは今回で終わりとなりますが、新しい作品は日頃少しずつ自分のウェブサイトなどで更新していますのでご興味のある方はそちらでご覧になっていただけたらと思います。不定期発行のレポートではありましたが、今まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。それでは。
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