日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

卒業生
レイヴェンズボーン・カレッジ・オブ・デザイン&コミュニケーションで学ぶ卒業生が来校!

芸術留学・イギリスのレイヴェンズボーン・カレッジ・オブ・デザイン&コミュニケーションデザインで学ぶ卒業生

イギリスのレイヴェンズボーン・カレッジ・オブ・デザイン&コミュニケーションデザインでファッションを学ぶ海外芸術大学留学科の卒業生が、一時帰国中に来校し、留学の様子を語ってくれました。(以下レイヴェンズボーンに省略)

芸術留学・レイヴェンズボーン・カレッジ・オブ・デザイン&コミュニケーションデザインでファッションを学ぶ卒業生
イギリス レイヴェンズボーン・カレッジ・オブ・デザイン&
コミュニケーションデザイン  ファッション専攻
2006年 海外芸術大学留学科 卒業 
埼玉県立浦和西高校出身 

 ファッション留学をしようと思ったきっかけは?  

 母親がパタンナー(デザイナーが描いたデザインを服にする職業)をしていて、ある日家に置いてあった母のコレクション雑誌をのぞいてみたんです。私はまだ小学生で、ジーンズにTシャツという格好だったのですが、すごく衝撃を受けたんですよ。これも服か!?自分が普段着ているものと全然違う!と。それぞれのデザイナー独自の世界観がそこにはあって、面白いなと思ったんです。母は日本の服飾系専門学校の出身なので自分もそこに進もうと思ったのですが、「日本の学校では新しいものを作り出す力は育たない。海外でもっとファインアート的なことをやった方がいい」と勧めれたんです。海外芸術大学留学科の説明会に行った時に、イギリスでは大学で1つの科目としてファッションを勉強することができると知り、留学を決めました。

 レイヴェンズボーンはどんな大学?キャンパスライフについて教えて

 小規模で先生と学生の距離が近くて、チュートリアル(個別指導)数も多いですね。求めれば返してくれる先生ばかりです。留学生が少ないのも特徴で、英語をしゃべらないとやっていけない環境という点も英語力を伸ばすにはいいんじゃないかな。留学生に対するフォローが厚くて、先生方も丁寧に説明してくれるんですよ。私は学生寮に住んでいるのですが、フラットメイトはグラフィックをやっていたり、ブロードキャスティング(放送)をやっていたりするので、お互いに作品を見せ合ったりして楽しんでいます。

 大学ではどんな勉強をしているの?

 1年目の前半に婦人服、テキスタイル、プロモーション、紳士服の導入部分を勉強し、後期にその中の1つを選んでプロジェクトを行います。プロジェクトでは、テーマに沿った関連イメージを調べ、そのことについてデザイン画を100枚描く。で、その内の1枚を選び、服を作るんです。さらに、できた服を元に今度は8体のデザインに広げる、という風にどんどんアイディアを展開していきます。

 海外芸術大学留学科で学んだことで、今の留学生活に役立っていることは?

 美術英語を学んでいたこと、欧米式のプレゼンテーションや面接の仕方を教わっていたことかな。分からないまま行ってたら大変だったと思います。何を求められているか、作品のどんなところを見ているのか、聞きたいのかが大体分かるようになったのは大きいですね。それから、テーマを与えられて、そのテーマから自分のアイディアを発展させていくことも海外芸術大学留学科で学んだことだと思います。

 芸術留学をしてよかったと思う点は?

 ロンドンの街は、若手の服を置いてくれたり見てくれたりするショップが多いし、活動できる範囲が多いので自分が動けばそれだけチャンスが広がる街だなという気がします。クラブやファッション系の人が集まるパーティもよくあるので、そういうところで色々な人を見ることは勉強になりますね。ロンドンは誰もがそれぞれ自分の着たい服を着てるな、という感じがするんですよ。良くも悪くも。

 将来の夢は?

 デザイナーですが、今は少し葛藤があります。自分の世界がある服はいいと思うのですが、だからといって着る人を考えていないような、着る場所を制限するような服は違うような気がするし。今は自分の気に入った店に来る人を意識してデザインにも反映させています。

 芸術留学を考えている人へのメッセージ

 自分がやりたいと思ったらやれる。変わりたいと思ったら変われる。そういうチャンスがいっぱいあるのが留学だと思う。日本の美術教育は違うかな、自分が求めているものは日本にないんじゃないか、そう感じたら、海外へ出てみると選択肢が広がるんじゃないかな。アートの基礎がない人でも、ファウンデーションコースからなら大丈夫だし。何かしら得るものはあると思う。

卒業生バックナンバー

©  2008 Japan College of Foreign Languages