日本と海外のパイプ役「東京貿易運輸」に就職。
物流の流れから世界経済の動きが分かることも仕事の醍醐味。
東京貿易運輸
貿易運輸会社スタッフ
JAL客室乗務員卒業生
国際関係学科 2011年卒
山梨・日本航空高校出身
JAL客室乗務員卒業生
国際ホテル科 2011年卒
長野県立田川高校出身


貿易運輸の仕事の魅力とやりがい
現在担当しているのは、通関業務といわれる仕事。海外から日本に物品を輸入する際、税関から輸入許可を得るために、事前に「どんな物を輸入するのか」ということを申告する必要があります。その申告書の作成や税関とのやり取りを行うのが「通関業務」。生活用品やおもちゃ、建築材など世界各地から輸入されてくるいろいろな物を扱っています。この仕事の魅力は、作られている物からその国の文化や生活が垣間見られたり、物流の流れから世界の経済情勢が分かるところ。また、書類のチェックや細かい計算など地道な作業が多いのですが、日本でその品物を待っている人たちのために海外と日本のパイプ役を果たすという責任があるので、最後に輸入許可書が発行された時には達成感を感じます。

仕事に就くまでの流れ
元井さん:3ヵ月のホテル研修に参加したことが私のターニングポイント。パソコンや簿記の授業が面白くなっていたこともあり、自分には接客よりもデスクワークが向いていると考えました。ホテル科担任の森野先生が親身になって相談に乗ってくださり、語学を活かせる事務の仕事ということで「東京貿易運輸」を受験することに。インターンシップ制度や担任制があったからこそ、自分に合った仕事と職場に巡り合えたと実感しています。仕事では電話応対をすることが多いので、ホテル科で学んだビジネスマナーが役立っています。また「ITスキルズ」で修得したエクセルのスキルも欠かせません。

今の仕事に役立っている勉強
内藤さん:高校時代は英語を含め、勉強全般が苦手で興味もありませんでした。そんな自分の視野を広げ、好奇心を膨らませてくれたのが国際関係学科。特に「ワールドスタディズ」では、世界各地の文化や気候、宗教、産業を現在や過去とリンクさせながら学び、物流業界に興味を持つきっかけとなりました。また、通関業務の書類はほとんどが英語。国際関係学科の洋書を使った授業や、海外職業研修などによって培った実用的な英語力が役立っています。

JALキャビンアテンダント
★内藤さん・元井さんからのメッセージ
内藤さん:国際的な仕事に就きたいと考えている高校生のみなさんには、異文化に積極的に触れてほしい!英語はツール。「英語で自分は何をやりたいか」を考えるためにも、広い世界に飛び出して、いろいろな国の人に会い、世界から見た日本を知ることが大切です。JCFLには、日本にいながら異文化について学び体験できる環境があります。

元井さん:JCFLの強みは、英語を軸にさまざまな進路や業界就職が選べるところ。私のようにホテルについて学んで他業界に進む人に対しても、担任の先生は1人ひとりに合った進路を考えてくださるので、安心してください。