カナダ留学現地レポートREPORTER
新潟県立巻高校出身 ナイアガラ・カレッジ 2009年3月
2月のカナダ
でも僕は雪国、新潟県出身者として雪に負ける訳には参りません。ここ最近では、雪の中、吹雪の中、力強く自転車のペダルをこぎ続ける学校までの15分は、まさに雪との真剣勝負です(笑)さぁ、こんなMachikaが今回もカナダ、ウェランドからNiagara Collegeのエキスがたくさん詰まったレポートをお届けします。 ラストスパート!!
それでもマクロ経済学やワイン醸造学など内容的には非常に興味のある授業ばかりなので、これから残り3ヶ月とても楽しみです。特にワイン醸造学の授業はユニークで、近くのワイナリーにクラスで見学に行ったり、授業中にワインテイスティングをしたりとNiagara Collegeならではの授業です。
また、今学期は最後の学期と言う事で、ラストスパートとして通常の時間帯のクラスに加えてミクロ経済学を夜間で受講しています。僕のプログラムではマクロ経済学しかカリキュラムに組み込まれていないのですが、「せっかく経済学を勉強するならミクロも勉強するべき」という友人の勧めもあり、忙しい学期になりますが頑張ってこなしています。ただ、留学生が1人なのと教授が経済の話の中でやたらと日本を出すので、たまにいろんな意味で恥ずかしくなります 笑) 英語の上達
まぁ、性格上の問題もあるのかも知れませんが。でも英語力が無いと嘆いてばかりもいられません。いくつかの授業では、Case Studyなどのグループワークが頻繁にあるので、自分の発言、積極性がグループの評価に大きく関わってきます。正直、前学期はグループのメンバーに迷惑をかけてしまった部分が多分大きいので、今学期はなんとか迷惑をかけないように予習などを上手く利用しながら、もっと積極的に質問、発言していきたいと思います。そして英語力だけでなく、その問題に対する背景知識、論理的な思考力を同時に高めることも質の高い意見を交換するために必要だと思っています。 2009年8月
Happy Graduation from Niagara College
この夏、僕の目に映るのは青々と茂るメープルの木々や赤土の美しい海岸じゃありません。まだ梅雨はあけず、空は夏らしい「快晴」という笑顔を見せてはくれませんが、大地を見渡せばそこにはまだ若い「コシヒカリ」達が美しい緑のカーペットとなって広がっています。そう、僕は今、地元新潟県にいます。 卒業式先月6月10日、遂にNiagara College: Hospitality Management Hotel and Restaurant コースを卒業することが出来ました。「卒業」、言葉にすればたった2文字ですが、言語の壁、文化の壁、人種差別など、ここまで来るのに非常に多くの試練があり、それを乗り越えるための努力と根性、そして自分を支えてくれる多くの先生、友人、家族があって初めてたどり着く事のできた到達点だと思います。
しかし、卒業式でDiplomaをお世話になった教授から授与して頂き、初めて自分の努力の軌跡を振り返った時、胸に感じたのは今まで味わった事の無い感動と今まで自分のやってきた事、「正規留学」に挑戦した事、Niagara Collegeを選んだ事、全てが間違いでは無かったのだと言う確信でした。 Turning Point~更なる高みへ~
自分に正直になった時、もっとカナダでHospitalityを学びたいという気持ちが心のどこかでくすぶっています。 映画「Rocky」じゃありませんが、この気持ちに背いて後悔しないため、僕は再び挑戦者としてNiagara Collegeの4年制の3年時に編入し、もう2年間、Hospitality Managementを学ぶことに決めました。授業は難しくなり、今度もうまく行く保証なんてありはしませんが、この選択が現時点では僕にとって「後悔の無い選択」であり「最も良い選択」であると信じています。 2年間の留学を終えて…
また、日本から留学をしてみて思うのは、アメリカやヨーロッパに行ってただ英語が少し話せるようになったり、欧米でただ生活ができるでは意味が無いということです。留学するという事は「欧米化」するのではなく、「国際化」して初めて価値あるものになるのではないでしょうか。日本人としての自覚と誇りを持ち、他国の良いところを吸収し応用する。偉大なる先人達はそのようにして今日の日本の文化を築いてきたし、これからの時代を担う僕達もそのような姿勢は大切にしていくべきだとこの2年間を通じ強く思いました。 2009年12月
Happy Graduation from Niagara College
そして相変わらずの豪雪と極寒の中、「まだいける、まだいける」と心で唱えながらマウンテンバイクのペダルをこいでいます 笑)まだ今年の冬は始まったばかりですが、「雨にも負けず! 風にも負けず!! 雪にも負けず!!!」の精神で残り数ヶ月間、相棒のマウンテンバイク(3代目:過去の2台は再起不能となりスクラップになりました 泣)と共に頑張っていきたいと思います。本当はスノーストームにも負けたく無いのですが、ホストマザーに「死ぬから止めなさい!!」と言われてからはさすがにスノーストームの日だけは乗らないようにしています 笑) Welcome back to Niagara College!!
クラスは全員合わせても30人くらいで時間割も一種類しかないので、まるで高校時代に戻ったみたいに皆それなりに仲が良いです。教授もとてもフレンドリーな方々が多く、学生との距離もかなり近くて快適です。もう既に編入して最初の秋学期が終わってしまったのですが、全体的な感想としてより高度な内容を学んでいる感じがして非常に魅力的なプログラムだと思います。
また、 前のプログラムからの一つの大きな変化として、扱う対象がホテルやレストランだけでなくワイナリーや旅行会社なども本格的に含むようになり、より学習する幅が広がったのを実感します。このプログラムも夏に長期のインターンシップを含んでいるのですが学習範囲が観光業界やワイナリーも若干含むようになった事で、ホテルやレストランだけでなく一部の旅行会社やワイナリーでもインターンシップができる可能性が出てきたのも魅力の一つです。 3度目のMerry Christmas & Happy New Year
クリスマスと新年はホストマザーのお兄さんの家に一族大集合し、ご飯を食べ、その後に皆でゲームをするのが毎年の恒例となっています。今年はWii SportsとTabooとターキー解体ショーいうゲームを10人くらいでやりました。最初の年は緊張してほとんど喋ったりできなかった自分も、今ではすっかり一緒にゲームに参加し、腹の底から大笑いできるようになりました。
友達は不便だから早くセントキャサリンに引っ越した方が良いと僕によく言いますが、こうした機会に年々関係が良くなっているのを実感すると簡単には引っ越しはできませんよね? そう思いませんか? |