イギリス留学現地レポート2012年4月
イギリスはおいしい?
さて、「イギリスに留学している」と言うと、ほぼ必ずと言って良いほど聞かれる質問があります。それがこちら 「イギリス料理ってまずいってほんと?」 確かに「ん~うまい!」という食べ物に出会う機会は少ないかも…。ノルウェー人の友人とは「イギリスの食事はまずくはないし十分Eatable(食べられる)けど、“うまい!”って思うものがあんまりないよね~。」という話で盛り上がった経験があります。まあ、あとは当然と言えば当然ですが、食べるものによります(笑)そんな訳で、今回は「Eatableだけどおいしくはないイギリス料理」をおいしく(というか“まずい”と思わず?)食べる秘訣を紹介したいと思います。 イギリスの食を楽しもう!
次に、日本の味を想像して食べないこと。「こんな味がするだろうな~」と思って食べてみると、想像していたものと違う、ということ、結構あります。(笑)そうすると期待していた分、「なんか違う」→「まずい」となってしまう心理があるんですよね。
そういう意味でイギリスで和食レストランなんかに行くときは「日本食を食べよう!」という期待を持つよりも、「イギリスの和食ってどんなもんなんだろ~」というネタ的な気持ちで行くことをお勧めします。ちなみに案外、イギリスの日本食店こそが「イギリスらしい」料理を食べられる場所でもあると思っています。個人的には。絶対日本にはないようなものが食べられます。(笑) お気に入りの食べ物をみつけよう
ちなみにわたしのお気に入りは「ブラックプディング(豚の血液の腸詰)」とピクルスです。ブラックプディングはイギリス人でも人によって好き嫌いが激しいらしいですが…。(笑) その他、期待があんまり大きくはずれることがないのは中華料理・韓国料理ですね。比較的「想像していた味」と「実際にする味」にズレがないので、期待した通りのものが食べられるし、やっぱりアジア同士味覚が近いのでしょうか、「おいしいな」と思うことが多いです。と言っても、私はほとんど自炊なので、あまりイギリス料理を食べる機会は少ないのですが…。和食に関しては自分で作るのが一番確実かもしれません。 こちらでの生活も折り返し地点を迎えました。2月から後期が始まって、また新しい科目で心機一転奮闘しているところです。最近は本当に少しずつですが、自分の進歩が感じられるようになってきました。もちろんまだまだ先は長いのですが、地道に頑張って、来年度納得のいく卒論を仕上げられるように力をつけていきたいです。 2012年8月
より専門的な勉強に追われた2年生も無事修了!
が、その「うさ(?)」を晴らすために試験終了後、早速数日アイルランドへ旅行に行ってきました。今回はその旅行記も含めてアイルランドの文化やイギリスとアイルランドの関係についてレポートしたいと思います。 ノスタルジックなアイルランドとその歴史
イギリス先住民族の文化でもあるケルト文化もそのひとつです。都市化された部分が多いイギリスよりも、少しノスタルジックな雰囲気を残しているアイルランドの方が、個人的にはよりケルトを感じました。観光をしていると、いたるところでケルト独特の模様や装飾を施された民芸品を見かけましたし、街でもパブでもアイルランドの民族楽器を使った生の音楽が流れていてとっても素敵な場所でした。 近代になってイギリスへの併合が行われた後、アイルランドは1922年に一応の独立を果たします。しかし、この時アイルランド島の北部はイギリスの領土としてイギリスへ帰属されることになりました。以来完全にアイルランドがイギリスから独立した今日に至るまでアイルランド島は南北に分けられることになったのです。この北部アイルランドをアイルランドに帰属させるかイギリスに帰属させるかは賛否が分かれ、1970年代頃からはテロなども起こるようになりました。 これがイギリスで「The Troubles(ザ・トラブルズ)」と言われたアイルランドとの領土問題です。1998年に協定が結ばれて以来は情勢が比較的安定しているようですが、いまでも南北アイルランドの国境がある街ではセキュリティーチェックなどは厳しく行われているそうで、イギリスでの長期滞在ビザの申請などでは北アイルランドへの渡航歴などが聞かれたりします。 4つの国からなるイギリス
例えばイングランドやウェールズの大学が3年制であるのに対しスコットランドは日本と同じ4年制だったり、昨年から議論されている大学の授業料の値上げについても、それぞれが違った上げ方をしたり…。実は結構込み入ってて、ウェールズに留学している私は、イングランドにいる友人と授業料値上げ問題にしても微妙に話が噛み合わなかったりしてます(笑) と、まあ少し小難しい話になってしまいましたが、イギリスの政治の問題にかるーく触れてみました。最近のイギリスではオリンピックの話題で持ちきりです。今は聖火が各地を巡っているところで、先日私たちの住む「Aberystwyth」にも聖火がやってきて、イベントが行われました。4ヵ月の夏休みはほとんどをドイツで過ごす予定なのですが、オリンピックの観戦に一時イギリスに戻ってくる予定でいます。次回のレポートではオリンピックレポートができるかな?と思っています。 2012年10月
会場で観戦!ロンドンオリンピック
これまでオリンピックというとテレビで見るものという感じで、いまいち本当に開催されている実感がなかったのですが、今回会場に行ってみて初めて「あーほんとにやってたんだオリンピックー!」と思いました(笑)
ロンドン入りしたのはオリンピック開幕の1週間ほど前だったのですが、街はまさにオリンピック一色!いたる所に五輪関連の装飾がされていて、お土産屋さんもオリンピックグッズをたくさん置いていました。道案内のスタッフも街中にいて、ちょっと道に迷って地図を見ていたりすると、すぐに助けてもらえました。よく迷うのでありがたかったです(笑) ドイツでボランティア。英語を話さなければならない環境を自分で作る!
ボランティア期間は一緒に仕事をしたり炊事をしたり生活したり・・・必然的にコミュニケーションを「しなければならない」ことが増えてくるので、非常に語学面で鍛えられました。留学で外国に住むようになっても、そこにいるだけで英語ができるようになるわけではないので、語学面で成長しようと思ったら、やっぱり積極的にコミュニティやボランティアなどに参加していくことが大切ですね。 10月の頭からはイギリスでの3年目の生活が始まります。卒論などもあってかなり忙しくなりそうなのですが、自分の興味のある分野について、納得できるものが書けるようにしっかり準備していきたいと思います。 |