先日、友だちの結婚式のためにタスマニアのホバートに行ってきました！タスマニアはいつかは行きたい場所・・という感じだったのですが、なかなか機会がなく今回が絶好のチャンスでした。といっても1泊2日の強行プランだったのでゆっくりタスマニアの大自然を味わうことはできず、またの機会を待つことになりそうです。何せメルボルンからタスマニアは飛行機で1時間ほど、片道1万円ほどで行けるので、その機会もまたすぐに巡ってくることでしょう。

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さて、今回はオーストラリアの結婚式について少し書きたいと思います。オーストラリアは移民の国ですし、大学のために他の州に引っ越したり、仕事のために他の国に引っ越したり・・と移動も多いので、結婚式となると友人や家族、親戚が世界中のあちらこちらから集まります。今回もシドニー、メルボルン、パース、シンガポール、ノルウェイなどから友人や親戚が駆けつけていました。「メルボルンから駆けつけた」と言っても、一番近い部類で自慢にも何にもなりませんでした。笑

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これまでオーストラリアの結婚式にいくつか参加していますが、だいたい夕方から式を行なうケースが多いです。式自体は３０分ほどで終わります。色々な宗教の人がいるので、牧師などを立てずに資格のある「セレブラント」に式をしてもらうケースが多いです。セレブラントは友人の紹介や知人ということもありますが、ブライダル雑誌のずらっと顔写真がならんだものから良さそうな人を選んで（写真だけではわかりませんけど！）面接をして決めるようです。その後、式の会場と披露宴の会場が異なる場合は移動タイム。ゲストが移動している間に花嫁、花婿はリムジンに乗って写真ツアーに出かけることもあります。土日に白いリボンをつけて走ってるリムジンやクラシックカーを見かけることがよくありますが、これはだいたいこの移動の時です。花嫁、花婿と一緒に写真ツアーにでかけるのはブライズメイドとベストマンと呼ばれる花嫁、花婿の親友たち。大体男性側、女性側の人数をそろえて、それぞれ同じドレスやスーツを着ます。彼らは花嫁のブーケを持ったり、裾をあげたり、花婿のネクタイを直したり、その日一日甲斐甲斐しく花嫁・花婿に仕えます。

今回の私の友人の結婚式では、新婦の妹さんがブライズメイド、新郎の友人がベストマンで1人ずつでしたが、通常3〜4人いたりします。また、式と披露宴の会場が同じだったので写真ツアーはありませんでした。

5時半に式が始まり、6時には終了。それからBar スペースでシャンパンとfinger food（手で食べられる一口料理？）が振舞われました。しばらく花嫁、花婿とゲスト達が挨拶したり歓談したりした後、披露宴がスタート。司会者などを立てずにベストマンが司会をすることもあります。花嫁の父のスピーチ、ベストマンのスピーチ、花婿のスピーチがありました。これはお食事を食べながらのスピーチですし、ユーモアや感動のあるスピーチで日本の披露宴の長々としたスピーチとはちょっと違いますね！

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食事が終わるとダンスタイムです。まず最初にFirst Danceとか Bridal Danceとか呼ばれるような、新郎・新婦のダンスがあります。このためにわざわざダンスクラスに通うカップルもいるのだとか！だいたいは社交ダンスのような簡単な踊りですが、今回のカップルはタンゴを披露してくれました！

新郎・新婦のダンスが1曲終わると、それからはもうずっと夜の11時半ごろまで他のゲストたちも踊り続けます。ＤＪを呼んでpopなどをかけるパーティーもあります。

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さてさて、日本で結婚式といえば「ご祝儀」ですが、オーストラリアではどうでしょうか？お金をやり取りする習慣があまりないので、ほとんどの人が指定プレゼントにします。一番簡単なのが、１つのデパートを決めて自分たちがほしいものを登録しておくレジストリーといわれる方法です。ゲストはそのデパートに行って、自分の予算に合ったプレゼントをその中から選びます。他には新婦の母親がプレゼントリストを持っていて、それぞれゲストが問い合わせてプレゼントを決める場合もあります。

それでも最近のカップルは結婚前に1人暮らしや同棲をしているケースが多いので、新しい家電やら何やらは必要なく、全て揃っている！という場合が多く、ハネムーン費用のカンパとしてご祝儀の方を希望する場合があります。その場合は会場に wishing well（願いを叶える井戸）というようなのを用意して、ここにお金を入れるとあなたの願いが叶いますよ！という風にして、決して「プレゼントではなくお金を持ってきてください」という言い方はしません。笑

★アメリカ在住スタッフのブログはこちら＞＞＞

ワイナリーで開かれた結婚式		ダンスは11時半まで続きます・・