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特別養護施設などを運営する賛育会に「国際ボランティア専攻」の有馬さんが内定しました。国内研修やフィリピン研修などを通して、様々なボランティア活動に携わってきた有馬さん。その就職までの道のりや、日々の勉強について話を聞いてみました。
Q 内定おめでとうございます!まずは福祉系のお仕事を目指した理由と就職活動について教えてください。
ガツガツした感じの会社は苦手で「みんなで一緒に」という所が良いと思ったので、幅広くサービス業を考えてスポーツクラブなどにも応募してみました。でも普通の人達がより楽しむためのサービスではなくて、困っている人を助けるためのサービスがいいと思い、初めて福祉系で応募したのが賛育会でした。
Q 内定した感想は?
4月に内定を頂いたのですが、その時はとても嬉しかったです。でも時間があくと少し不安になってきました。内定先の仕事は1年目は介護ヘルパーとして現場で働き、2年目からは事務などもできます。介護は普通の老人の介護と異なり、特別養護。自分のちょっとしたミスで人が命を落とすことがあるかもしれないと思うと、その責任の重さを感じました。自分にはそんな仕事ができるかと不安だったんですが、親と相談して「私にできると思ったから採用してもらえたんだ」と思うことができ、頑張ってとりあえずやってみることに決めました。
Q 最初にJCFLでボランティアを勉強しようと思ったきっかけは?
大学で4年間勉強する気はありませんでした。遊んでしまうと思っていたし、お金の無駄だと思いました。でも特に将来やってみたい仕事なども決まっていなくて、人よりエコとか無駄遣いなどに関心があったので学ぶならボランティアがいいかなと思いました。大学でもボランティアについて勉強できる所はありますが、オープンキャンパスでJCFLのボランティア専攻の説明を聞いた時にすごい学科だなと思い、入学を決めました。
Q ボランティア専攻での勉強はどんなところが面白かったですか?
まずはクラスメイトですね。一見派手な子も実はボランティアをやりたいと思って自分の考えを持ってこの学科に集まっていたので、人は見かけで判断できないなと思いました。研修がとても多い学科で、フィリピンでの研修にも参加しました。そこでは山奥の家族にホームステイしたのですが、夜は7時半に寝て朝は4時に起きる生活。でもそれですごく健康的になったんですよ!みんなとてもシンプルな生活をしていて、私がお腹を壊したときには薬草を取ってきてくれたりしました。日本に戻ってきて色々なものの”ありがたさ”がわかるようになったし、この経験でものの見方が広がりました。
Q JCFLで勉強したことで、どんなことが就職に役に立ちましたか?
ビジネスマナーの授業が1年生の時からあったので、敬語などは体にしみついていました。就職活動前に慌ててやった友達は苦労していましたね。またビジネスマナーの試験面接で暗記をしていって、途中でど忘れしてしまって失敗した経験があったので、実際の面接ではその時の自分の言葉で伝えられるよう心がけたのが良かったと思います。面接練習を何度も先生に行ってもらっていたので本番ではまったく緊張することなく面接慣れしているように見えたのか、面接官の人にも「面接は初めて?」と聞かれました。
Q 最後に、ボランティアに興味のある高校生へのメッセージをお願いします。
学生生活は短いです!何でも全力でしっかり勉強して、学生の間にやりたい事はなんでもチャレンジしてみてください。ボランティアは一人で参加するとなると不安に思う人もいるかもしれませんが、実際に参加してみると一人の人も結構いるし、友達と参加するより輪が広がりやすいです。専門学校というと職業が決まっていてしばられるようなイメージがるかもしれませんが、ボランティア専攻はとにかく自由。やりたいことをやらせてくれます。ちょっとやってみたいことなどを先生に相談すると、どうすればそれが実現できるか色々な情報をくれたり、アドバイスをくれたりします。それで土日に実際に自分で見に行って見ることなどもありました。実際にNGOなどで活躍している先生方もいてボランティアを勉強する環境が十分に整っているので、やる気になれば何でも助けてくれる学校だと思います。