アメリカ 憧れの
スポーツ科学留学

[ vol.2 ]

「スポーツ科学」を
スポーツ大国で学ぶ

Reporter

JCFL海外留学科 アメリカ・カナダ留学コース卒。アメリカのウエスト・バージニア大学、シラキュース大学大学院でアスレチックトレーニングを学び、アスレチックトレーナーの国家資格を取得。アメリカでアスレチックトレーナーとして経験を積んだ後、現在、JCFL教員。

24時間のスポーツ専門チャンネルがあるアメリカ!
スポーツに関わるビジネス、学問も盛んです。

海外、特にアメリカは日本のメディアで取り上げられ日本人にもよく知られているように、毎回オリンピックでメダル獲得数首位に輝いたり、日本の一流選手がアメリカのプロスポーツに移籍したりとスポーツが大変盛んで関心が高い国です。
 
スポーツ大国と言われるアメリカでは、スポーツ専用のテレビ局などが存在し24時間スポーツ番組を放送し、多額の放映権料を支払えるくらい大きなビジネスになっています。そのため、スポーツに関わる多くの学問も、スポーツの発展と共に専門性を増し必要性を伸ばしていきました。スポーツが盛んになると、当然そこから利益を生み出すために「スポーツマネージメント・経営学」(MBAなど)がより注目され、それが発展していくことでたくさんの人々がスポーツから生み出される利益に携わっていくことになりました。

日本人留学生に人気の「スポーツマネージメント」は、一般企業でも応用が効く!

サポートしていたウエスト・バージニア大学が全米チャンピオンになり、雑誌に取り上げられました!

特に、最近は「スポーツマネージメント」を米国で学ぶ日本人の学生が増えてきています。
 
その背景には、スポーツを学ぶより、「スポーツに関した経営・商学・運営学」に興味がありそこから生み出される確かな、そして大きなビジネスチャンスがあることが大きな理由です。
 
例えば、「スポーツマネージメント」では「組織開発論」「経営組織論」「スポーツ関連商品開発論」「プロ選手の契約論」「イベント企画・スポーツチーム組織実習」、またマスコミやジャーナリストについての「メディア論」など、さまざまなことを学び実習していきます。それらのほとんどがスポーツに限らず、多くの企業でも通用する実用性が高い学問ということもあり、人気が出てきています。

「スポーツビジネス」と「スポーツ医学」は切っても切り離せない関係。

この「スポーツビジネス」が発展する裏で、重要なことは「スポーツやビジネスの発展は選手が健康でキャリアを全うすることが前提」であるため、「スポーツ医学(アスレチックトレーナー・医学・救急医学・栄養学・運動生理学・理学療法学・運動心理学・脳神経学・体育学)」はスポーツビジネスを追いかけるように進歩していきました。
 
スポーツに関してのビジネスを野球やサッカー以外で確立していない日本では、当然スポーツ医学は遅れをとっているだけでなく、国や自治体レベルで見ても、スポーツが原因で起こる怪我や事故などの危機管理意識が欧米と比べて低いことは認めざるを得ず、大学への研究費確保や教育カリキュラムの構築、優秀な教授の確保また人材育成、高校へのアスレチックトレーナー派遣の有無など問題は山済みです。
 
そういった背景から、海外でスポーツ科学を学ぶメリットは大いにあるでしょうし、今後スポーツビジネスが確立されていけば、当然スポーツ医学や危機管理意識の必要性の認識が高まっていき、スポーツ科学の需要は今よりも伸びていくことと思います。
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