日本外国語専門学校 アジア・ヨーロッパ言語科トピックス

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2011.12.15 
中国短期留学レポート
最新ビジネスと伝統文化の中心・北京の街を満喫!
「アジア・ヨーロッパ言語科 中国語+英語専攻」では毎年約1ヵ月の北京短期留学を実施。現地の大学で語学を学び、実際にその言語を使って現地の人々との交流や、中国の伝統文化を体験できる充実のプログラムです!
今回は大学中退後、中国語を1からスタートした木屋くんに、短期留学中の話や、JCFLでの学生生活について聞きました。


中国短期留学 北京学生たちは、中国語を学び始めて約4ヵ月で海外研修にチャレンジします。初心者レベルから中国語をスタートする学生が大半ですが、「憧れの国で学生生活を体験する」という目的意識が、入学当初から中国語学習のモチベーションUPにつながっています。また、現地の生活や国民性、伝統ある中国文化を体感できるのも大きな魅力。現地での体験をきっかけに、、後期から始まる中国文化についての授業にも知的好奇心を持って取り組むことができます。

そしてこの研修は、英語の重要性に気づく機会でもあります。現地では主に中国語を使いますが、留学生同士のやり取りなど中国語でどうしても通じ合えない時に助けとなるのが、世界共通言語である英語。学生たちは、中国語と英語をバランスよく学ぶことの大切さを実感し、就職や進学にさまざまな目標を持って帰国します。




看護系の仕事を目指して大学進学。しかし理系の勉強に興味が持てず「このままでいいのか」という思いが強くなった大学生活2年目、アルバイト先で中国人の友達がたくさんでき、アジアへの興味が深まる。大学を休学し、中国・ベトナム・カンボジアを旅するうちに、本当に学びたかったものは異文化だったことに気づき、大学を中退。卒業後の就職を見すえ、中国語と英語が同時に学べ、就職体制が整っているJCFLに進学することを決意。先生と学生の距離が近いことも、決め手の1つだった。

中国語は初歩からスタート!
ネイティブの先生による少人数指導で効率よく学習

入学時の僕の中国語は、初歩レベル。JCFLに入ってから、四声と呼ばれる発音の練習からスタートしました。10人程度の少人数クラスなので、発音にしてもちょっとした言い回しにしても、ネイティブの先生が丁寧に教えてくれます。前期は、日常会話の表現をもとに、会話の練習や文法、リスニングを強化。研修に参加する頃には、道を尋ねたり、自分の希望を伝えたりできる程度になりました。

研修で楽しみにしていたことは、急速な経済成長を遂げ、高層ビルと伝統的な街並みが混在する北京を自分の目で見るということ。また、生の中国語を聞いて会話力を上げることも目標にしていました。




世界各地から集まったクラスメイトたち。中国語学習熱の高さを感じました!


中国短期留学 異文化交流体験午前中は、北京師範大学の付属語学学校でレベル別の授業。クラスメイトにはアジア系のほか、アメリカやロシア、ヨーロッパの人もいて、世界的な中国語学習熱の高さを改めて感じました。

授業は中国語オンリーで、スピードも速いので、最初は先生のおっしゃることがほとんど聞き取れませんでした。でも1週間が過ぎるくらいから単語が聞き取れるようになり、2週間目には文法などの説明が理解できるように。伸びを実感しましたね〜。

テキストだけの勉強で終わらせたくなくて、お店や観光地で現地の人と話すようにしていたのですが、ある時、2時間近くおしゃべりできた時があったんです!自信になりましたね。




中国短期留学 中華料理の魅力壮大なスケールの文化遺産と安くておいしい食事


語学学校が午前中に終わると、午後は基本的にフリータイムなのですが、週2回、世界遺産や伝統芸能に連れていってくれる学校主催のツアーがありました。世界遺産の「万里の長城」、「故宮」、「頤和園」など歴史の教科書や映画で見たことのある建築物ばかり。どこへ行ってもとにかく広い!日本にはないスケール感に圧倒されました。

滞在中は1日3回外食。でも1食あたり120円あればお腹いっぱいになれます。学校の近所にある食堂のチンジャオロースが絶品でした!屋台もあちこちにあって、僕がよく食べていたのは羊肉串焼き。なかにはサソリや幼虫などの串焼きもあります。僕は遠慮しておきましたが…。少し奮発して、北京ダックで有名なレストランにも行きましたが、3〜4千円で丸々一羽食べられるんです!何でも安くておいしいのが中国の魅力の1つですね。



「永住したい」と思うくらい中国は魅力的な国でした!


中国海外研修 文化体験「永住したい!」と思うくらい、中国は僕に合っていましたね。語学を学ぶうえで、その国の文化や国民性が自分に合っているかどうかはとても大切なポイントだと思うので、僕は学習の早い段階でそれが確認できてとても良かったと思います。 

僕が感じた中国の魅力は、まず自由ということ。日本は何でもルールがあって、周りを気にしがちです。でも中国の人は、他人からどう思われようとあまり気にせず、伸び伸び生きているような気がしました。
また、人と人とのつながりが深いと思います。言葉の調子が強いので愛想がないように思われがちですが、一度話してみると温かい人ばかり。食堂でも「客と店員」という立場にこだわらず、すぐに打ち解けた会話が始まります。人の温かさが感じられるところも魅力の1つです。



異文化交流をしたいなら、お互いの歴史や文化を知ることが大切!


研修を終えて、中国の歴史的背景や文化をもっと知りたいという思いが強くなりました。そのきっかけは、日中戦争の発端ともなった「盧溝橋」を訪れたこと。現地の資料博物館を見学し、同じ1つの出来事でも、中国側と日本側から見るのでは大きな違いがあることを改めて感じました。

当たり前のことですが、外国の人と関わる時には、相手の国の背景知識は絶対に必要だと思います。どんな風に国が成り立ち、どのように国民性が形作られたかということを知る上でも、歴史や宗教は知っておくべきことだと思います。

後期から「アジア研究」という、アジア諸国の歴史や関係を学ぶ授業が始まるので、今からとても楽しみです。



中国語を学びたい人へ

中国語は、声調というトーンのようなものがあり、きちんと発音できればとても美しい言語だと思います。JCFLでは、少人数クラスでネイティブの先生から一人ひとり発音を指導していただけますし、気になることはすぐに質問できるので、大教室で行う大学の語学の授業に比べて、生の中国語に触れる機会はとても多いと思います。少人数だけに、学生一人ひとりに先生が注意を払ってくださっているのを感じるので、モチベーションも大学時代とは全然違いますね。

中国語はますます重要性が増す言語ですが、それでも社会に出ようと思ったら英語は絶対不可欠。だから、英語と中国語、それぞれ実践的に学べて、資格が取れるレベルまで伸ばしてもらえるJCFLが良いと思います。そしてアジア・ヨーロッパ言語科に入ったら、絶対にこの短期留学がおススメ。語学を学ぶ上で、その国の文化にどっぷり浸ることはとても大切です。この学校でぜひいろいろなことにチャレンジしてみてください!

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