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2011.1.28

警察事務職員採用試験に合格!神奈川県警察に内定!

−NGO団体での実習や海外ボランティア研修を経て価値観が大きく変わった!


神奈川県警察に内定しました
神奈川県警察に内定
警察事務職員採用試験 合格
神奈川県警察 内定

公務員クラス 
愛媛県立内子高校出身

国際交流科国際ボランティア専攻の水谷さんが、神奈川県警察に内定しました!NGO団体でのボランティア実習や海外ボランティア研修を経て公務員の仕事を選んだ水谷さんに、学科や就職活動についてQ&A!

★水谷さんの海外ボランティア参加時のインタビュー>>

Q そもそもボランティアを専門学校で学ぼうと思ったのはなぜ?

 ずっとボランティアに興味はあって、「何かできないかな」と思っていたのですが、具体的に何をすればいいのか分からなかったんです。母がJCFLを探してきてくれて、その時点でほぼ進学を決めてました。「ボランティアが勉強できるんだ!」って。東京は遠いので説明会には行けませんでしたが、地元・愛媛で説明会と入学審査を行ってくれたので、夏休み前にはAO入学がほぼ決まっている状態でした。


Q JCFLではボランティアについてどんな風に学べた?

 環境・公害問題や民族・紛争問題、性差別問題、児童福祉や障害児との共生、日本を含め様々な国に残る戦争の爪あと…様々なことを学びました。入学する前は、ボランティアは「海外で起きている悲惨なこと」を助けるというイメージがありましたが、JCFLで学ぶうちに日本でも困っている人がたくさんいることに気づきました。路上生活者だったり、職場等で差別を受けている女性だったり…。知識として学ぶこともたくさんありましたが、実習を通してさらに深く感じることもありました。


フィリピン・ボランティア研修Q ボランティアの実習って例えばどんなことをするの?

 福祉施設の見学から農業体験、海外の開発途上国へ行き植林や学校施設の整備をするなど色々ありました。その1つ1つの経験を通して、今まで知らなかった世界が見え、考えてもいなかったことを意識するようになりました。特に私を大きく変えたのは、路上生活者を支援する団体での実習です。ボランティア専攻では、自分が興味のあるNGO団体で実習を行う授業が週1回あり、私は新宿の路上生活者に食事を配るNGO活動に参加しました。

 今思えば、最初は「助けてあげる」という同情の気持ちで動いていたと思います。「ボランティアに何ができる?」「偽善だ」という言葉を浴びせられ、ショックを受けたこともありました。限界を感じて落ち込んでいた時、救ってくれたのは別の路上生活者の方の「ありがとう」という一言でした。活動を続け、路上生活の方々と触れ合う中で、「ボランティアは一方的な行為じゃなくて、相手に少しでも近づこうとする行為。私たちは実はお互いに支え合っているんだ」ということが分かってきた気がします。


Q 様々な経験を経て、なぜ警察で働きたいと思ったの?

 「社会経験を積まないうちにNGO団体に入っても、できることに限界があるよ」という担任の馬場先生のアドバイスがあったので、まずは就職を考えていました。警察に興味を持つきっかけとなったのは1年の秋に校内で行われた「企業&業界セミナー」。様々な企業の方が話に来てくださる就職イベントで、警視庁の方のお話を聞く機会もあったんです。その方がとても面白く話してくださって、その時から警察の仕事が気になり始めました。その後、過去に警察の世話になったという方と話す機会があり、その方が「ずっと反発していたけれど、振り返ってみるとあの時の警官に感謝している」と話していて、「誰かの人生にそんなに深く関われる仕事なら絶対にやってみたい。難しい年頃の子たちに何かできれば」と思いました。


Q 受験前はボランティア専攻から公務員クラスに移って試験対策をしたそうですね。どう役立ちましたか?

 私は数学がとても苦手だったのですが、数学担当の近江先生が「数学は暗記だ!」と、いろんなパターンの問題を作ってくださり、実際に数をこなすうちに解けるようになっていったんです。本番の筆記試験でも類似問題が出ましたよ。何より大きかったのは、同じ目標を持ったクラスメイト。悩みを共有し、励まし合って、楽しく勉強できました。


Q 今後の目標や夢は?

 動物愛護センターでボランティアをしているのですが、人間の都合で捨てられ殺されていく犬たちを見るととても悲しくなります。仕事の空き時間を使って、犬のしつけのアドバイスをする資格を取り、捨てられる犬が少しでも減るような活動をしていけたらいいなと思っています。


Q 公務員の仕事・ボランティアに興味のある人へ

 ボランティアをするということは、人のためでもあり、自分のためでもあります。ボランティアを通して、今までの自分の価値観がすっかりひっくり返るような体験ができ、今まで気づかなかったいろいろな事を考えるようになるんですよ。私の場合は、フィリピンでの研修を通して食べ物を大切にするようになりましたし、今まであって当然だと思っていた家族の存在や今置かれている状況にも感謝できるようになりました。公務員の仕事は、いろいろな人のことを考えて奉仕することなので、ボランティア専攻でいろいろな世界を体験して感じたことが活かされていくと思います。

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