1 英語で何かを学ぶってかっこいい!
海洋学を学べるオーストラリアへの留学を決意!
私が留学しようと思ったのは単純なのですが、英語で何かを学ぶってかっこいい!と思ったからです(笑)。私が通っていた中学では帰国子女枠というのがあり、クラスに2~3人の帰国子女がいました。ほとんどの帰国子女は英語がペラペラで、特に仲の良かった友達もその一人でした。そのころから私も海外に行って英語で勉強したいなと思い始めました。高校で10ヵ月のオーストラリア留学に行き、英語で学ぶことの楽しさと充実さを覚え、それと同時に、昔から興味のあった海洋学を大学できちんと勉強したいと思い、海洋学の充実した大学のあるオーストラリアに留学を決めました。
2 エッセイの書き方プレゼンテーションの仕方、そして宿題の量(笑)…
JCFLで経験したたくさんのことが役に立っています!
JCFLの留学科では、何もわからなくとも、すべてお任せしておけば問題なく準備できるというところが安心です!私は高校の時にオーストラリアへ1度行っていたので、なんとなくわかってはいるつもりでしたが、やっぱり大学となるとまた違いました。初めてのことは何もわからないし、英語もままならずどうしていいかもわからない状況で、大変な書類作業や大学とのコミュニケーションをサポートしていただけたのはすごくありがたかったです。
そして、JCFLで学んだエッセイ(小論文)の書き方、またプレゼンテーションの仕方は留学して役に立っています。大学の課題はほとんどレポートやエッセイです。私は理系なのでレポートが多いですが、どのような構成で書いていったらいいのかを知っていることで、書き始める前に構成を楽に考えることができました。また、どこの大学でも誰かの言葉や文章をコピー&ペーストすることは違反になります。引用したい内容を、自分の言葉で書き換えなければならないのが意外と大変です。留学して最初のエッセイ提出では、コピー&ペーストできればなぁ…と思いはしましたが、JCFLで耳にタコができるほどコピー&ペーストはダメ!と聞いていたので耐えました(笑)
プレゼンテーションはあがり症の私にとって今でも難しい課題の一つです。JCFLでのプレゼンテーションはきちんと練習したつもりが、緊張してしまい思ったより上手くいかなかったのを今でも覚えています。その経験から今では、プレゼンテーション本番の前には内容をカンペなしで言えるぐらいにまで練習をしてから挑んでいます。
そしてもう一つ、JCFLで経験してよかったなと思うのはGraham先生からの宿題の量(笑)。JCFLで勉強しているときは恨むぐらいに(笑)、たくさんのレポート宿題が出され徹夜することもありましたが、大学のレポートの量は半端ではなく、留学してからその経験をしておいてよかったなと思う日々です。
3 自然が豊かなオーストラリアでAnimal Ecology(動物生態学)を
学んでいます!
今は大学でAnimal Ecology(動物生態学)を学んでいます。昔から自然が大好きで、小さいころは毎日のように海や川へ魚、かに、うに、サザエを取りに行き、夏になるとクワガタやカブトムシを取りに行き、男の子のように遊んでいました。また、小さいころから海に親しみがあり、小学3年生から高校卒業までセーリングもやっていました。海洋生物をもっとよく知りたいという思いから、それを学べるオーストラリア中の大学を調べ、経済面でも条件に合ったサンシャイン・コースト大学を見つけたんです。高校の時に留学した場所もサンシャイン・コーストだったので、運命だ!と思いここに決めました。
4 スナガニの穴の調査や腐食動物の観察…自然に触れながらの勉強!
最初は環境学部に進学した私ですが、1年間の勉強後、もう少し生物に焦点を置きたいと思って今年から理学部動物学科に属しています。勉強内容はさほど変わりませんが、環境だけでなくもう少し動物や生態系にフォーカスして勉強しています。
去年は実際に海岸へ行って、sand crabというスナガニの穴がどれくらいの長さでどのような形をしているのか、セメントを流し込み型を取ったり、海岸線にはどのような腐食動物(動物の死体を主な食物とする動物)がいるのか、1日カメラを仕掛けて観察したりしました。今学期はヤブツカツクリというオーストラリアでよく見る七面鳥についてレポートを書きました。この鳥は巣をつくる代わりに塚をつくり、その中に卵を産むのですが、「その塚が周りの環境や生物にどう影響を与えているのか」「その塚の土を何かに生かせないか」が私のレポートの主題でした。レポートを書くにあたり、実際に塚を見に行って土を触ってみたり生態系を調べたりしました。
5 高校で日本語を教えるボランティア!
いろいろな発見と交流のあるこの時間が週で1番楽しみ♪
今は近くの高校で日本語を教えるボランティアも週に1回しています。嬉しいことにオーストラリアでは、ほぼどの高校でも第2外国語として日本語が選べるようになっています。ボランティアなので教えるというよりも先生のサポートや生徒の質問に答えるのが主ですが、生徒からの質問が斬新だったり、自分でも気付かなかったこと、こうやって日本語を教えるんだという新たな発見が毎回あったり、すごく面白いです!動詞を覚えるのに1段動詞(語幹が子音で終わる動詞。原形は -u という形)、5段動詞(語幹が母音 i, e で終わる動詞。原形は -ru という形)って習った日本人っていないですよね?でもこっちではそう教えるんです!みんなにも機会と時間があれば絶対にやってみてもらいたいボランティアです。先生という立場ではないので、生徒達との距離も近いし、みんな本当にまじめでいい子ばっかりで正直ボランティアの日が週で1番楽しみだったりします(笑)
週末はホストファミリーとピクニックやカヤックをして過ごしたり、友達とランチやショッピングに行ったりします。お気に入りの場所はMooloolabaというビーチで、バスで20分ぐらいのところにあるのですが、友達とランチを食べに行ったりコーヒーを飲んだりしによく行きます。歩道もきちんとしているので、散歩をするのにも最適です。
6 留学して良かったこと…
自然や固有生物が多いオーストラリアで動物生態学を学べること、
さまざまな国の友達ができたこと!
留学してみて良かったなと思うことがたくさん!日本以上に自然や固有生物が多いこの場所で自分の学びたいことが学べること、日本にいたら経験できないことをたくさん経験できているこの状況に、来てよかったなと思います。その中でもいろんな国の友達ができたことは留学してよかったなと思ううちのひとつです。私の通う大学ではいろんな国からの留学生がたくさんいます。今学期はUSC Buddy Programというグループに属したこともあり、人見知りな私にもたくさんの友達ができました。
7 動物園や水族館で働くのが夢!
勉強とプライベートを充実させて最高の留学生活を送りたい!
今のとりあえずの目標は、目の前のことを一つ一つこなして、大学を目標期間内に卒業することです。2年目に入り、1年目に比べて勉強内容がさらに濃くなり難しくなってきました。自分の興味がある専攻とはいえ、今まで以上に勉強に集中しないとハードルは高くなるばかりです。できるだけいい成績を取っていきたいと思っているので、時間の使い方を考えていかなければいけません。ただ、勉強だけに集中せず、友達との時間やアクティビティーの時間も大切にしながらたくさんの経験をして最高の留学生活を送りたいです。そして、将来は動物園や水族館で働きたいなと思っています。
8 留学を目指すみなさん!
「とりあえずやってみよう!」の精神で頑張ってください!
進路って難しいですよね。決めてしまったら後戻りできない感ありますよね。でも、それでいいと思うんです。最初から正しい選択をできる人なんていないと思うし。自分の進みたかった道に進めなかったとしても、違う道で新たな楽しさや発見ができたりもします。大事なのは自分で決めて、なんでもとりあえずやってみよう!っていう精神かな。留学もひとつの道です。正直、留学は楽しいことばかりではないです。つらいことも悔しいこともたくさんあります。でもそれが経験であって、その経験がまた新しい道をつくってくれたりします。とりあえずやってみよう!応援しています!
オーストラリア留学コース
2012年卒
オーストラリア University of the Sunshine Coast(サンシャイン・コースト大学)
Animal Ecology (動物生態学)専攻
神奈川県立鎌倉高校出身