Ancient Engineering
今年度の授業はすべて終わり、今はテスト期間です。1学期に3つ(1年間で6つ)の授業を取りますが、後期に受けた‘Ancient Technology & Engineering : 古代の技術と工学’という授業は、一番興味深かったです。
この授業では、古代の人々がどのようなものを発明して、それをどのように使っていたかということを主に勉強していましたが、古代人の発想と技術には、いつも息を飲むばかりです。古代ローマでは、寺院のドアには、蒸気で開く‘自動ドア’が採用されていたと知り、特に驚きました。
多くの学者たちが、残された資料を元に復元を試みているのですが、復元されたものはちゃんと機能し、さらには現在の技術でさえも復元できないものもあるそうです。
この授業のコースワークは3000字の論文を書く、または古代人が使えたであろう技術を使って何かを作り、その過程についてプレゼンテーションをするというものです。例えば、古代ローマの食事を再現するのなら、コンロなどは使わず、自分で火をおこす、といった具合です。
私は、古代ギリシャの楽器を作ることにしました。しかし、信頼に値する資料が乏しく、先生にアドヴァイスを求めたところ、先生も信憑性のある資料を探すのは大変だとおっしゃいました。でも、一度決めたのなら、最後までやり遂げなさい、と応援してくれました。
結局、研究した結果、楽器の製作ではなく、その楽器についての論文を書くことにしました。3人の有名な学者の意見に反論し得る証拠を見つけたところ、‘ほとんどの点で独自の調査を行い、それを証明している’と高得点を取ることができました。
この授業はとても楽しめましたし、さらに論文で高得点を取ったことで、とても自信が付きました。
Dissertation
大学に入って2年経ち、次年度からは3年生=最終学年になります。3年生は卒業論文を書くのですが、最近、卒論テーマのグループでミーティングがありました。私は近世初期、ニュートンなどが存在した時代の科学の発展に関するグループを選んだのですが、このミーティングで卒論で書きたいテーマを言うと、先生は‘Very fascinating’ と言ってくれました。
私が書きたいことは、カトリックの力が最高潮だった後期中世と弱まり始めた近世初期を比べながら、性行為と生殖に関する知識、それから女性器の知識について、解剖学の発展とカトリックの影響という観点から書きたいと思っています。
先生は、私たちが夏休みには卒論準備を始めることを期待しているので、今年の夏休みは忙しくなりそうです。
International Japanese Society
Swansea大学にいる5人の日本人学生で運営している、International Japanese Societyで、4月の終わりに、今学期最後のイベントとして、お花見パーティを開きました。
このパーティでは、縁日を再現し、焼きそば、たこ焼き、チョコバナナ、おにぎりなどの食べ物と、ヨーヨー釣りや輪投げなどのゲームを用意し、学内のパブを貸し切って行いました。論文提出期間だったこともあり、それほど多くの参加者はいませんでしたが、参加者は楽しんでくれたようで、催し物、特に、たこ焼きとヨーヨー釣りに多くのお金を使っていました。そのお陰か、大黒字でした。
何よりも、参加者が楽しんでくれているのがとても嬉しかったです。
Beach
私が住んでいるSwanseaが位置するGower半島にはたくさんのビーチがあります。砂浜のビーチや、岩場のビーチ、小さな半島でいろいろな形のビーチが楽しめます。
Swanseaはイギリスで1、2位を争う雨の多い所です。なので晴れの日になると、そのチャンスを生かして、みんな露出の多い格好をし、ビーチにもたくさんの人が訪れます。私も天気の良い日にビーチに行くのが好きなので、最近行ったLanglandビーチを紹介します。
LanglandはSwansea市の中心地から車で30分ほどにある名だたる高級住宅街で、女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズの家もあります。おしゃれなブティックが通り沿いに並び、ビーチから見上げると、地中海沿岸の町のようにも思えます。ここは砂浜と岩場、両方が楽しめ、多くのサーファーも訪れます。ここは私のおススメビーチの1つです。
この前ボーイフレンドと、プロのフォトグラファーでもある男友達の三人でこのビーチを訪れ、さすがプロの腕前、友達が良い写真をたくさん撮ってくれました。
この国は緯度が高いので、今の季節だと夜の9時半頃までは空が明るいです。なので、その長い一日いっぱいビーチにいるのも良いなと思います。テストが終わったら、さっそくビーチで遊びたいです。
イギリス留学科TOPへ