No.4
英語力よりCommunication能力
アメリカに来て6ヶ月少し経ちました。2学期目が始まって勉強もいよいよ本格的になってきています。1学期目は比較的易しいクラスを取ったので、精神的、肉体的にも余裕がありましたが、2学期目はだんだん大変になってきています。精神的に辛くなってくると余裕がなくなり心を閉ざしてしまう傾向にあるので、新しいクラスで新しい友達を作るのは、なかなか難しいと感じています。
そこで私は英語力よりCommunication能力の必要性を強く感じています。前より英語に慣れて日常会話も上達している気がするのですが、だからと言ってアメリカ人や他の国からの留学生の友達がすぐ増えるということには直結しないと思います。少なくとも出身地が違うので、お互いに警戒心というか、どういう人なのか分かりにくいというのは当然だと思います。ですから少しの時間でどれだけ自分に親しみを持ってもらえるか、自分の今の英語力でどれだけ自分を表現出来るか、どれだけ英語に自分の気持ちを込められるかという事を常に努める必要性があり、今まさに奮闘しています。
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主張の国
授業中や先生との関係、普段の人との交流の中で、どれだけ自分のことを主張できるかは、たとえば4年制大学に行くにしても避けては通れない事だと思います。私は日本では自分から主張する側ではなく聞く側でした。そしてそれでも大丈夫でした。
しかしこの国に来て、ここでは自分から主張をしないと何も始まらない、と改めて気づきました。日本の学校生活では、自分と似たBackgroundを持った人と接するわけですから、分かり合うのにそれほど苦労しません。それに日本では「気を遣う」というと、相手をたて、控えめに聞き役に回るというようなイメージがあったのです。しかし、アメリカは主張の文化なので、あまり話さずにいると何を考えているか分かりにくい事から逆に気を遣わせてしまいます。自分はどういう人間で、何が好きか、何をしたいのかというように自分をクリアーにすることが大切なのです。当たり前の事かもしれませんが、控えめという自分のPersonalityを変え、アメリカに適応する事が今1番の課題だと考えています。
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4年制大学への進学
今、授業の他に、どの4年制大学に進学するかという決断に迫られています。単位、学費、学科などの問題があるにしても、アメリカ全土から選べるわけです。逆に言えばそれだけの中から自分で決断するのですから大変なのも確かです。でも可能性は無限大、そう考えるとアメリカで勉強できるのはどんなに大変でもすばらしい事です。どうなるかはまだ分かりませんが、色々な人のアドバイスを聞き、なるべく前向きに考えて自分にプラスになるような決断が出来たらと思います。



