オーストラリア・カンタス航空でのキャビンアテンダント研修6日目。
この日はカンタス航空が新人訓練において一番力を入れている緊急訓練(Emergency Procedure : EP)。
とにかく走ったり、叫んだり、泳いだりと、これまでの5日間とは180度異なるトレーニング。
CAの役割は食事などを提供するだけではありません!
機内から脱出しなければならない時は約400名のお客様を90秒以内に外に誘導しなければいけません。
クルー達がどれだけ知識があり、迅速に対応できるかが、1人でも多くのお客様の命を守れるかのカギ。
機内の消火器の使い方や酸素マスク、ライフジャケットの使い方などを学び、それからプールで実際に救命ボートに乗ったり、エスケープ・スライド(避難用すべり台)に乗ったりと、貴重な体験をしました!
これまで大きな事故が一度もないカンタス航空ですが、CAたちのEPに関する知識が古くならないよう、クルーたちには半年に一度の試験が義務付けられ、安全第一主義が徹底しています。
学生達もカンタス航空のそんな精神を学んだ一日でした。
※今年から緊急訓練の施設でのカメラ撮影が禁止となりました。下のイメージは撮影が認められた場所で撮影されたものと、昨年度のイメージになります。