Q 高校卒業後、国際ホテル科を選んだ理由は何ですか?
A 大学に行こうと思っていたのですが、ある日突然JCFLのパンフレットが届いて、そこで見たホテルマンの姿がとてもかっこ良くて、ホテルの仕事っていいなと思ったんです。早速、学校説明会に参加してみて、学校の明るくて礼儀正しい雰囲気に惹かれました。森野先生が「ホテル科は厳しいよ」と、学校のいい点だけでなく全てを含めて話して下さったので、信頼が持てましたね。周りは大学進学の子ばかりだったのでビックリされましたが、自分の意思は決まっていたので、両親も先生も納得してくれました。
Q 在学中はテーマパークとホテルでのインターンシップに参加。どういう点でプラスになりましたか?
A 1年の夏休みにUSJでインターンシップをしました。家から離れ、初めての場所で生活をしてみて、少し自立できた気がします。夏の炎天下でも、お客様から苦情を受けている時でも、笑顔で対応する忍耐力の大切さも学びました。1年次後期にはウェスティンホテル東京で3ヶ月間インターンシップを行い、責任を持って毎日働いていくことの大変さを実感しました。アルバイトでは学べない、上司や仲間のホテルスタッフとの付き合い方を学べたことも貴重でした。このインターンシップでは毎日外国のお客様と接する機会があったので、英語の力も伸びました。わからなかった言い回しは後で辞書で調べたりして。学校で習っていたホテル英語の表現が自然に出てきた時には、「ちゃんと身についていたんだ!」と嬉しかったです。
Q ホテルの勉強やインターンシップをした上で、どうして銀行で働こうと思ったのですか?
A ウェスティンホテル東京でインターンシップをし、沢山のことを学ばせて頂いたのですが、ホテルの接客は自分には格式が高いと思ったんです。普段自分や自分の家族、友達が訪れるような身近な場所が自分には合っているかな、と。ただ、接客にはこだわりたかったので、どんな接客が一番向いているのか、他の業界を色々と調べてみました。その中で、銀行は地域の人と密な関係が築けるし、自分は真面目すぎるところがあるので、銀行の堅い雰囲気が合うんじゃないかと思ったんです。
Q ホテル科で学んだことや身についたことで、就職活動に役立ったことを教えてください
A ビジネスマナーの授業で、接客業の基本となる言葉遣いを身につけられたことが良かったと思います。りそな銀行はサービスに力を入れている企業なので、「ホテル科でサービスを学んで来ました」「ウェスティンホテル東京でインターンシップをしました」と言えるのは、とてもアピールになりました。
就職活動を通じて、担任の森野先生やクラスメートに支えられた部分が大きかったです。どんな接客業に進むべきか迷っていた時期に、森野先生は親身になって相談に乗って下さり、‘銀行が向いてると思うよ’とアドバイスして下さったり、ホテル以外の業界の面接試験で準備しておくべきことについて注意して下さいました。私も先生には小まめに報告するようにしていましたね。クラスの友達は、採用試験がある度に「頑張ってね」「どうだった?」とメールや声をかけてくれたので、とても励まされました!
Q どんな銀行員になりたいですか?
A ホテル科やインターンシップで学んできたことを活かして、安心感のあるサービスを提供していきたいです。今は金融知識を全く持っていないので、経済新聞などを読んで教養を深めていこうと思います。仕事の面では一番下だと思うので、早く上司や同僚に信頼されるために日々頑張っていきたいです。
Q 国際ホテル科に興味のある人へのメッセージ
A 人の笑顔を見たい人、ありがとうと言われるのが好きな人なら、ホテル科に入れば絶対に伸びると思います。周りにも意識の高い人が多いので、切磋琢磨しながら成長できます。私はのんびりしているタイプなのですが、周りのみんなの姿勢を見て'やらなくちゃ’という意識が生まれましたね。ホテル科に入ってから私のように他の仕事に興味を持ったとしても、サービス精神やマナーは他の業界にも応用できるので心配は要りません。ホテル科でのビジネスマナーの授業や面接練習の積み重ねできちんとした対応ができるようになるので、就職活動の際は絶対に強い武器になると思います。