スタッフや教授が熱心な新しい大学に留学
私がアメリカに留学して通っているカリフォルニア州立大学サンマルコス校は1989年創立のとても新しい学校です。もともとサンディエゴ州立大学とカリフォルニア大学サンディエゴの生徒数が多くなってしまったため、少数編成のクラスで細かな授業を行うために建てられた学校だということです。丘の上に立てられた学校では現在も、ビジネス学科の校舎の建設が進められています。
この大学は新設校ということもあって、コンピューターの教育に力を入れています。授業登録、授業の教材(パワーポイントや、授業で扱った人物に関係するホームぺージなど)、授業登録前の相談の予約、学校で行われるイベントの告知などはすべてコンピュータ上で行われています。それゆえ、自然とコンピュータの扱い方が学べるのは、将来仕事をする上でもとても有益だと思います。
今も建設中の若い学校ということもあって、教授陣やスタッフもとても熱意があります。学校の校訓のひとつが「多様性の受容」であるため、留学生も積極的に受け入れ、留学生に対するケアも充実しています。留学生アドバイザーのダニエルはいつも笑顔で、私たちの相談にきちんとのってくれる、とても頼りになるアドバイザーです。オフィスの空気自体がとても明るく、スタッフの方々は顔を見かければ話しかけてくれるので、とても安心な雰囲気です。
私の専攻であるビジュアル・パフォーミングアートは留学生の数が少ないせいもあって、アドバイザーが顔を覚えていてくれて、「困ったことがあったらいつでもいらっしゃい」と言って下さるのでとても安心です。
私は今とてもベーシックな映画のクラスを取っています。教授陣はどう考えても映画おたく(!)な方々で、それ故熱心な講義をしてくださいます。実際に映画を作っている方が講演をして下さったりすることもあるので、映画の都ロサンゼルスから程近いロケーションというのも、映画を勉強するにはとてもいい環境だと思っています。それ故映画にかかわるインターンシップも多数あります。私が今取っているうクラスは、映画に関するすべての要素を勉強した後、グループでショートフィルムを撮ります。クラスの規模は一般教養の人数が多いクラスで60人くらい、それ以外は30人から40人くらいなので、教授との距離感は、公立の学校にしてはとても近いと思います。
所属している留学生クラブでは月1回 インターナショナル・コーヒー・アワーという、留学生もアメリカ人の生徒もすべてが参加可能なお茶会を開催して、世界中の文化を紹介したり、いろいろな生徒と出会うきっかけを作ったりしています。そのほかにもハロウィンにかぼちゃをくりぬいたり、ビーチバーベキューをしたり、年中楽しい行事でいっぱいです。
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留学生活---現地での住まい
私は現在ホームステイをしています。学校から車で10分ほどのおうちで、日本便も乗務しているフライトアテンダントのホストマザーと、12歳のホストブラザーと暮らしています。本当は最初の学期が終わったらすぐ寮に入る予定でしたが、とても居心地のいい家庭なので、今学期もお世話になることにしました。時間があるときには教会についていったり、ユニバーサルスタジオに一緒に行ったり、ご近所のご家庭で行われたお食事会に連れて行ってもらったりしました。アメリカの家庭を知れるという意味で、この経験はとても貴重です。
私の大学のアメリカ人の学生はほとんどがサンディエゴ地区の出身なので、みんな自宅から通っていたのですが、大学の規模が年々大きくなるにつれ、アメリカ中からの志願者が増えたために、2002年に学生寮が建設されました。学生寮は自炊で、ほとんどの部屋が一人部屋になっていて、インターネットも完備のとてもきれいな寮です。自宅から通えないアメリカ人の生徒も多数ここに住んでいるので、友達作りにはとてもいい環境です。
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私の町
学校のあるSan Marcosという町は、まさに「町」という文字がぴったりの静かで安全な郊外の町です。新しく家々が建てられ、町は発展の最中にあります。学校の目の前にはスーパーがあって、バスも走っているので、車を手に入れなくても生活できないことはありません。サンデェイゴの方まで足を伸ばせば、日本食は大体なんでもそろうスーパーや、野菜やお肉の安い韓国マーケットもあるので、自炊でも困ることはありません。一番近いビーチまでは車で20分くらい。8月や9月の天気のいい日には(概して毎日いい天気なのですが)、ボディーボードやサーフィン、ビーチBBQをして留学生活を満喫しています。





