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「赤毛のアン」とプリンス・エドワード島(PEI)
皆さんは小学生の頃、図書館には必ずと言っていいほど「赤毛のアン」が並んでいた記憶はないでしょうか。それほど読まれている「赤毛のアン」は今年出版100周年で、カナダでは様々な催しが行われています。少々気が強い赤毛の女の子が、孤児院から男の子と間違われて独身の老兄妹に引き取られ、成長していく物語です。皆さんは「赤毛のアン」の物語はよく知っていると思いますので、今回は「赤毛のアン」が生まれた頃のカナダとプリンス・エドワード島についてお話したいと思います。
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ちょうど100年前のカナダでは、牛を飼ったり畑を耕して農作物を作ったり、自給自足の生活を送っていました。畑でできた野菜を何でも扱っている小さなお店に売りに行き、代わりに畑では手に入れられない生地や畑のための工具などを買っていました。「赤毛のアン」の中でも、マシューが洋服生地を買ってきて、近所のおばさんにパフスリ−ブのドレスを仕立ててもらってアンにプレゼントしたことがありました。 また、畑で取れたイチゴでジャムやジュースを作ったりしていました。アンが親友のダイアナに「ラズベリー水」を飲ませるつもりが、瓶をまちがえてお酒を飲ませてしまったエピソードもありましたね。自分の家で作り、空いている瓶に詰めるからこそ、このような間違いもあったのでしょう。もちろん、自給自足が当たり前の時代ですので、家族みんなが総出で農作業に励み、また、お隣さんが困っているときには、気軽に手を貸したり、人々のつながりが強い時代でもありました。
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プリンス・エドワード島は、カナダで一番小さい州です。自然が豊かでとても親切な人が多いことで有名でもあります。道を歩いていると、知らない人でも目が合えば、“Hello” “Hi”と挨拶しますし、大きな荷物を抱えて道を歩いていると、車を運転している人に、「乗っていきませんか」と声をかけられることはしょっちゅうあります。 夏になる5月ごろからは観光シ−ズンになりますのでたくさんの人が島を訪れます。日本人観光客も多いらしく、空港には日本語で「ようこそ」と書かれた看板があります。
観光客のお目当ては、やはり、アンが住んでいた様子を再現した「グリーン・ゲイブルズ」でしょう。州都であり、空港があるシャーロットタウンから、アンが住んでいた「グリーン・ゲイブルズ」までは車で30分ぐらいです。キャベンディッシュという町のなかにあり、そこはアボンリ−のモデルになったところです。「グリーン・ゲイブルズ」を中心に、「輝く湖水」、「お化けの森」など、モンゴメリーが書いた「アン」のストーリーと同じ場面を目のあたりにすることができます。また、モンゴメリーのお墓や、結婚式を挙げた教会も歩いてすぐのところにあります。(プリンス・エドワード島で結婚式を挙げる日本人カップルも多いそうです。)
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プリンス・エドワード島は、「アン」ばかりではなく、春から夏にかけては、花が島いっぱいにあふれ、ロブスターをおいしくいただけ、また、建国会議が行われた歴史にも触れることができる、魅力いっぱいの島です。機会があれば、是非一度訪れてみてくださいね。
カナダ留学科学科主任
山口先生
自身も留学経験があり、これまでたくさんの学生たちをカナダやアメリカに送り出してきたベテラン。
Canada なび
vol.1 カナダのメープル
vol.2 「赤毛のアン」とPEI
vol.3 国際関係学と平和
vol.4 ドーナツ&コーヒー
vol.5 カナダの中のフランス
vol.6 カナダの建国記念日カナダデー
vol.7 カナディアンジョーク
vol.8 氷上の格闘技、アイスホッケー
vol.9 オリンピック開幕で注目のバンクーバー
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