ボストンも冬から春へ
3月になり、ようやくこちらに来てから初めての冬が終わりました。日本にいる時から、ボストンの冬はとても寒いと聞いていましたが、実際に過ごしてみて一番驚いたのは、寒さで肌が痛くなる事です!一度体感気温がマイナス29℃という日があって、まるで雪山にでもいるような感覚でした。しかし最近、そんなボストンにもようやく春が訪れました。ここ数日は暖かい日が続き、昼間ならジャケットもいらないほどになりました。日照時間も急激に長くなり、長い冬が終わってボストン中の人がいっせいに動き出し始めた感じです。最近は観光客の人たちも見え始め、カフェもストリートにテーブルを出したり、ストリートミュージシャンが歌い始めたりと、これからのボストンはどんどん楽しく活気づいた季節になります。
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大変さを乗り越えて
大学の方は、Spring Breakが終わり、現在はセメスターの後半に入っています。学期が終わるのは5月上旬ですが、今学期はとても大変な学期でした。人間関係で悩んだり、自分にプレッシャーをかけすぎていたり、自己嫌悪に陥ったりしたこともありました。そんな日々を生き延びていくには、時には自分の涙を自分で拭わなければいけないし、自分の弱さを自分で蹴り上げていく強さが必要だと感じました。ただ、やはり一番大事なのは「自分は何をしたいのか」という事を忘れない事だと思います。私自身がそうしてきたように、自分の事を信じて、夢や目標を揺るがずに持っていられたら、どんなに辛い事も乗り越えていけると思っています。
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クリエーターとして
アーティストでも、デザイナーでも、何かを作ることに携わっている人間は、自信がないとやっていけません。クリエーターと呼ばれる人たちは、自分の作品を通して外の世界へ何かを伝えていくわけですから、まずは自分のやっている事に自信を持たなければ、人を納得させられるような作品は作れないと思います。私自身、自信をなくした時や、自己嫌悪に陥っている間の製作は、とても苦痛でした。でも、アメリカ人を見ていると、そんな自分がばかばかしくなるほどに、自分に自信を持って我が道を行っている人たちばかりです。「他人がどう思おうと関係ない。私は私が良いと思ったことをやるだけ」そんな潔い態度が滲み出ています。そんな彼らを見ていて、アメリカでは他人の真似をする必要なんて全然ない。型にはまるなんてつまらない。他人と違えば違うほどに、自分の価値を認めてもらえるのだ、という事を再確認しました。私はまだまだ自分に自信たっぷりにはなれませんが、いっぱい経験を積んで、勉強をして、私にしか出来ないものを作っていきたいと思っています。
今回は、留学の大変さを強調してしまいましたが、次回はボストンの様子や楽しい事などをレポートできたら良いなと思っています。島国で生まれ育ってきた私にとって、留学という経験は視野を広げて、様々な事を教えてくれます。今はまだ漠然と留学に憧れている人、留学に対して不安を抱いている人も、怖がらずにどんどん色々なことにチャレンジしてみてください。




