1年間を振り返って
早いもので、アメリカに留学してから一年以上が経ちました。今回は、この1年間の留学生活を振り返ってみたいと思います。
1年間を振り返って最初に思いつく言葉は、「大変だった」という事です。アメリカ留学をしてからの1年間は日々起こるトラブルに対処していく方法や、海外で生活していく手段を学んでいたと言っても過言ではないかもしれません。アメリカのシステムがよく分からなかったり、週末に一人でアパートを探し回ったり・・・。そんな大変な生活の中で学んだのは、周りの人の力を借りることの大切さです。私は勉強に一人暮らし、悩み事や心配事を全部一人で抱え込んで頑張りすぎた結果、軽度のうつ病になって1週間入院してしまいました。うつ病になって学んだ事は沢山あるし、本当に良い経験になりました。だけど、とても辛く、周囲に迷惑をかけてしまったことも事実です。なので、この1年間の留学生活から、私がみなさんにアドバイスできることは、「一人で頑張りすぎないこと」です。留学生活では、悩む事も誰かの手を借りたい時も沢山あると思います。そんな時は素直に誰かに助けを求めて、お互いに支えあっていけたら、楽しい留学生活が送れると思います。
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アメリカのおもしろさ
「アメリカでうつ病になった」なんていうと、こちらでの生活が辛い事ばかりのように思われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。アメリカは本当に自由で、周りの人を見ているだけでも笑えます。例えば薬剤師さんが口にピアスをいっぱいしていたり、車の屋根にスピーカーを乗せて、マイクで歌いながら街中を運転している人がいたり・・・。街で写真を撮っていると、「何を撮っているの?」と気軽に話しかけてきたり、「僕も写真撮るの、好きだよ」と言ってくれたり、そういうアメリカのオープンな雰囲気が私は大好きです。大学の教授も、本当にフレンドリーで、色々な話題を気軽に話すことができます。勿論、トラブルが起こったり、嫌な思いをしたりすることも沢山あります。だけど、アメリカの自由で壮大な雰囲気、きれいな街並み、そしてアメリカ人の寛大さや陽気さが、私を「頑張ろう」「楽しもう」という気にさせてくれます。そこがアメリカのおもしろさかもしれません。だから、私は留学をして良かったと思っているし、アメリカが大好きです。
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今後の抱負
近い目標でいうと、2年生の後期にPortfolio Reviewといって、自分が今まで作ってきた作品について、ArtやGraphic Designの教授たちの前でプレゼンテーションをする機会があるので、その時までに自分が自信を持ってプレゼンをできる作品を1つでも多く作るという事です。それぞれの作品がどれほど強い主張をできているか、自分がどれくらい妥協せずに作ったかという事はとても大切なので、今後は今までよりも1つ1つの作品に集中していきたいです。あとは、アメリカ国内を旅して、色々なものを見ていっぱい感動したいですね。
大きな目標でいうと、常に貪欲でいること。現状に満足せずに、常に自分や周囲のもつ可能性を感じ取ることです。周りを見渡せば、可能性はいっぱいあります。だけど、その可能性がすべて上手く働くとは限りません。なので、新しい人に出会ったり、色々な物に目を向けたりして、普段から可能性や引き出しを自分の中に溜めておこうとする貪欲さが大切だと思います。向上心を保つためにも、新しい経験を増やすためにも、今後は更に貪欲さに拍車をかけて、楽しみつつ学んでいきたいと思っています。




