一般社団法人センターポール勤務
国際関係学科 2016年卒
東京都 品川女子学院高校出身
あなた(私)にとっての普通って何?それは一種の固定概念で、
社会や世界ではマイノリティかもしれない。
そんなことをJCFL(日本外国語専門学校)時代に知りました。
今はどんなお仕事をしているんですか?
パラアスリートと共にパラスポーツの体験授業や講演会を提供しています。また、現役で活動するパラアスリートの競技環境の支援をしています。
パラスポーツと関わるようになったきっかけは何ですか?
国際関係学科の「ボランティア実習」という授業の課外活動の一環で親子イベントに参加した時、ウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)担当になりました。選手もスタッフもすぐに自分のことを覚えてくれ、その後もずっと「関わっていたい」という気持ちになりました。今まで“ボランティア”とは思ったことがなく、ただウィルチェアーラグビーを楽しんでいるという感覚です。
ウィルチェアーラグビーの魅力は何ですか?
車いす同士がぶつかる「非日常感」が好きです。一般的なラグビーとまったく異なるルールなので、比べるものもありません。
なぜJCFLの国際関係学科に入ったのですか?
高校生の頃は理系科目が好きだけどやりたいことが特になく、「あえて言うなら理学療法士かなぁ」くらいでした。その時「理学療法士にならなくてもいいんだよ!専門学校でもいいし」という母の言葉を聞いて、「そっか!専門学校でもいいんだ!」と大学以外の選択肢に気が付きました。もともと語学や国の文化の違いを知るのが好きだったこともあり、JCFLのオープンキャンパスに行ってみることに。特にやりたいことが決まってなかったので、学科相談コーナーに行きました。そこで「文化や宗教」も学べる「国際関係学科」を知り、「コレだ!!」と決めました。
国際関係学科で学んだことが、今どのように生きていますか?
一番記憶に残っているのは、「自分の普通が人の普通ではない」ということを担任の秋山先生から学んだことです。例えば、私にとってお雑煮のお餅は四角。けれでも地域によっては“丸が普通”の人もいます。あなた(私)にとっての普通って何?それは一種の固定概念で、マイノリティかもしれない。そんなことを学生の時に知りました。
担任の秋山先生はどんな先生でしたか?
何を聞いても面白いです。「人生何回やったの?逆に何を知らないの?」というくらい(笑)膨大な知識のある先生です。そして、私以上に私のことを分かっている、見てくれている先生です。
国際関係の仲間たちはどんな人たちですか?
私はもともと自信がなく自分を隠すタイプだったのですが、国際関係学科の仲間たちには自分をさらけ出しても受け入れてくれる安心感があります。グループで固まる訳でもなく、居心地がいいです。例えば、自分と相性が合わない相手がいたとしても、その相手のことを嫌いにはなりません。「○○だから嫌い」ではなく「○○なところが面白いよね」と捉える人たちなんです。そして、素直で純粋に知識を吸収できて、自分なりに解釈ができる人たちだと思います。
何か大きなきっかけや理由がある訳ではなく、自然と国際関係学科やパラスポーツに出会い、仲間たちとの関わりを“楽しんでいる”加藤さん。今やりたいことがなくても大丈夫。日本外国語専門学校にはたくさんの出会いがあります。