JCFLに入学を決めたキッカケは?
学校から家にオープンキャンパスの案内が届いていたので、日本外国語専門学校という学校があることはずっと知っていました。ただ、気になりながらも、なかなか自ら積極的に進路研究をすることなく高校3年生になりました。
ある時親が「日本外国語専門学校という学校があって、話を聞いたら良いところみたいだ」と話をしてくれたことがキッカケで、オープンキャンパスに参加。そこで大学編入専攻の担任をされている新里先生からお話を聞いて、大学編入という道があることを初めて知りました。それまで自分の進路の選択肢にはなかった大学編入の魅力、そしてJCFL大学編入専攻から大学編入を目指すメリットを聞き、この学校を経て大学を目指したいと思いました。
JCFLでの学びについて教えてください。
大学3年次編入に重要な英語力を高める授業が充実していて、大変ためになりました。特に役立ったのはECS(イングリッシュ・コミュニケーション・スキルズ)や文法を学習する授業。ECSでは、ネイティブスピーカーの先生ともクラスメイトとも会話はすべて英語なので、自然と英会話力が磨かれました。また、ただ話を聞くだけでなく、意見を求められることが多くあったので、考えて(①)、自分の意見を持って(②)、それを英語で表現する(③)、といった3つの力もつきました。
また、文法の授業では、文章の構造だけでなく単語の同義語や対義語を多く学び、同じ内容の文章を違う表現でいくつも言い表せるようになりました。
英語の授業の他にも、印象に残っているのは選択科目で履修した法学の授業。それまで自分とはあまり関係ないと思っていた分野でしたが、先生の分かりやすい説明のおかげで法律の重要性や、それを学ぶことの楽しさを知ることができました。法学に興味を持つようになったのは、この授業がキッカケです。
このように、JCFLでは、あらかじめ大学の文系専門科目をいくつか履修し、それらの概要を学ぶことができます。自分が大学で本当に学びたい学問を決められることが、JCFLで学ぶことのメリットの1つだと感じました。
編入試験はどのように対策しましたか?
大学編入試験は、英語と小論文、面接の3つの試験で行われるのが基本ですが、大学によってその内容が変わることも。私が受験した2つの大学も試験内容は別だったため、それぞれに対策が必要でした。
どんな試験でも対応できるように、時事問題は細かく把握し、それぞれをさまざまな視点から記述・話せるよう対策。何度もいろんな時事問題について論述の練習をしていたので、内容が記憶に残りやすかったです。そのおかげで、いざという時にアウトプットがしやすかったのを覚えています。
また、小論文を書く練習を授業でやっていたので、読む相手に伝わりやすい文章の書き方や論述のポイントを身につけることができたと思います。
さらに、面接もあったのですが、自分のやりたい研究テーマについてこれまで調べてきたことや、その研究を進める上でどうしてその大学でないといけないのかを特にアピールしました。合格の秘訣はこういったところだと思います。
担任の加藤先生にはとてもお世話になりました。志望校を探す際も、私が目指す学部のある大学をリストアップしてくださったり、大学に提出する志望理由書を何度も添削してくださったりしました。受験のプレッシャーで精神的に不安定になっている時期に、頼れる先生がいたことが大きな支えとなりました。
編入先の大学・学部を選んだ理由は?
志望校を絞ったのは、卒業論文を書いていた時のことでした。加藤先生が作ってくださった大学のリストを参考にしながら、自分が論文を書く際に参考にしていた論文の著者の方が教授をしている大学を調べました。その教授の下でこれからもっと学びたいことが学べると考え、志望校が固まるように。具体的には、「犯罪者の更生保護政策」についての研究をしたいので、自分の研究を行うために大学や学部のカリキュラムや特色が合っているかも照らし合わせました。
大学編入のメリットは?心に残っているアドバイスはある?
正直、JCFLに入学前するは「将来良い職に就くために大学に行く」のだと考えていました。しかし、JCFLで学ぶにつれて考えが変わるように。そのキッカケは、先生にいただいた「大学は勉強をするところ。だからこそ、自分の学びたいことをしっかりと決めてから進からこそ意味がある」というアドバイス。それから目的意識を持って物事に取り組めるようになり、せっかく大学に行くのだから自分の学びたいことや知らないことを積極的に身につけ、自分の糧にしようと考えられるようになりました。
JCFL入学前と比べ、物事に対して何でも前向きに取り組めるようになりました!
大学編入後の目標は?
まずは、大学で学ぶ目的でもある「犯罪者の更生保護政策」について研究を深めていきたいです。数年後に振り返った時に、大学に進学して良かったと言えるよう2年間を精一杯楽しみたいです。
将来の夢はまだ決まっていません。これから大学で学ぶことによってさらに進路選択の幅が広がると思うので、さまざまな職業についても知っていきたいです。